読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

映画・テレビ

今さら大傑作映画「6才のボクが、大人になるまで」を批評してみた

機内で見る映画というのは、微妙な立ち位置にある。 だいたいの場合、ビールやワインを飲みながら、また窮屈な体勢で見ることになるので、それほどシリアスな映画を見ることはない。 だから、多くの場合マーベリックヒーローもの、やれバットマンvsスーパー…

そして父になる:奇跡について

19歳のときに、是枝裕和監督の「幻の光」を見た。 しょっぱなの街灯が写っているシーンで、すでに名作だと思った。 それからずっと彼の作品を見続けているが、「幻の光」を超える作品を作るのは無理なのではないかと思っていた。 でも、是枝監督は「奇跡」…

【映画評】ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日

アン・リー監督の最新作である「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」を見に行った。スペイン語のタイトルは「Una aventura extraordinaria(あり得ない/とんでもない冒険)」なのだが、このタイトルのほうがこの映画のテーマにあっているなと思う。 …

ゾンビ映画を哲学的に語ってみた:ウォーキング・デッドに寄せて

悲劇は人生をより一層慈しむためにある舞台装置だと看過したニーチェが「悲劇の誕生」という本を、恐ろしいことに若干28歳の時に書いた。 分かりやすい例で言えば、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」が挙げられる。 想像して欲しい。 あの二人が死…

お薦めの洋画3本:英語学習のために

エミュレーツ航空を初めて利用したのは20歳の頃に、スコットランドの首都エディンバラからインドに飛んだときだった。その頃、ドバイなんて聞いたこともない都市だったので、ドバイ経由の飛行機なんて不安でしょうがなかったが、いざ乗ってみるとその当時…

映画評:Eat Pray Love<食べて、祈って、恋をして>

この映画を見終わったら、ちょうど夜行バスに乗って深夜アルゼンチンの草原を走っていた。見渡す限り、夜空が広がりとても星が綺麗な夜だった。 この一年、いいことも悪いことも色々とあったが、目の前いっぱいに広がる星空を見ながら、「悪くない一年だった…

悲情城市の街:宮崎駿と侯孝賢を結ぶ点

高校生の頃、同級生にモリくんという仲の良い友だちがいた。 彼は侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の「悲情城市」という映画が映画史上に残る最高傑作だから見るべきだと言い張った。彼の言葉に従い、その映画を見たのが人生で初めて台湾という国を意識したとき…

映画:エリックを探して

イギリスの2大巨匠の一人、ケン・ローチ監督の「エリックを探して」を観に行った。 (ちなみにもう一人の映画監督は「秘密と嘘」を撮ったマイク・リー監督です。愛だの恋だのが好きな人は必見の映画です) ケン・ローチ監督の映画を初めて見たのはスコット…

The Corporation: 企業を人間に例えると・・・・

サイコパスとのことです、この映画「The Corporation」によるとですが。 ノーム・チョムスキー、ピーター・ドラッカー、それにフリードマンなど錚々たるメンバーのインタビューを通じて、企業の本質に迫るドキュメンタリー映画で、とても見ごたえがあった。 …

映画「告白」について

中学時代は人生で一番醜悪な時期だろう。肉体的な成長に精神的な成長が追いつかず、そして容姿も脱皮しかかった虫のように中途半端。個性も確立されておらず、自分の考えと他人の考えの区別がつかない時期でもある。 そんな特徴がよく表現されている映画だな…

原節子さんのお誕生日に寄せて

多くの人にとってどうでもいいことなのか知れないが、小津映画のミューズであった原節子さんが90歳の誕生日を昨日迎えた。そして、それが英国ガーディアン紙に取り上げられていた。 海外の人にとって日本映画と言えば今では「北野武、宮崎駿・・・・・もっ…

ディープソウル

韓国行きは急に決まったが、念のためと思って1年くらい前にトルコのカッパドキアで知り合ったジヒに連絡を取り、ソウルで会えないか聞いてみた。 カッパドキアで会った以来、ほとんど連絡を取っていないにも関わらず、早速返事がありイ・ビョンホンとキム・…

イ・ビョンホンとキム・テヒ撮影

今日は朝から撮影のセッティングでばたばたと忙しかった。合計15誌程度の合同取材なので、朝から夕方まで撮影スケジュールがいっぱいだ。 僕たちは幸いにも先頭バッターだったので、彼らは全然疲れていなかったが、最後の撮影の頃には彼らもバテバテだろう…

ゴールデンスランバー

小説の映画化は、難しいと言われている。しかし、中村義洋監督/伊坂幸太郎のタッグはその常識を覆すかのように「アヒルと鴨のコインロッカー」、「フィッシュストーリー」で小説よりもよりエンターテイメント性を高め、なおかつ映画でしかできない表現方法…

アバター

ジェームズ・キャメロンは声がでかい。それは「タイタニック」で過剰なセリーヌ・ディオンで過剰に盛り上げ、大袈裟な演出で多くの人の涙を誘ったことからも伺い知れる。 「アバター」は非常によく出来た映画である。キャメロン監督の素晴らしいところは、ど…

イングロリアス・バスターズ

タランティーノ監督は映画大好きである。心底、映画好きである。それはよく伝わってくる映画だが、完成度は非常に低い。 ただおそらく「パルプ・フィクション」や「レザボア・ドックス」のクオリティをもう彼に期待しても駄目なのだろう。演出家としては素晴…

天職

"The question I really dread in interviews is, 'Well, what next? What about the sitcom? You don't say that to anyone else with a job. You don't meet a fireman and go, 'Right, you've been a fireman for a few years. What next?' I'm happy. I …