Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

社会貢献

これからのワンズワードのあり方:グローバルでのソーシャルビジネスの実践

現在、先生はすべてフィリピンで雇用しているのだが、なぜかというと、日本とフィリピンの経済格差が大きく、うちの雇用条件だと先生として優秀というだけではなく、「人として優秀な人」を雇用できるからだ。 システム的には多言語(スペイン語、ドイツ語、…

「会話」とは:最高の労働環境と人の成長

昨日のスペイン語のレッスンではロレーナ先生とソーシャルビジネスとマズローの欲求五段階について、色々と話した。 こんなことを言うと「おまえのスペイン語どんだけすごいねん!」と思われるだろうが、スペイン語の勉強を初めて5ヶ月、まだよちよち歩きの…

世界を変えるソーシャルビジネスという考え方

ここ、ブエノスアイレスはインフレだ。そのために、例えば一般のアルゼンチン人が賃貸マンションを借りようと思った場合、半年ごとに家賃の10%が上がる契約になる。10万円の家賃が最終的には13万円程度になるという計算だ。(これは大家によって契約…

これからのこと:リスクテイカーを目指す世界

「Entrepreneurship(アントレプレナー)とは、自ら事業を興す(起業)者をいう」とウィキペディアにあるが、日本ではたいていの場合はベンチャー企業を指している。 しかし、世界規模で言うと自営業者など(レストラン経営、農園経営、店舗経営)の小規模の…

自分のあとに残していくものについて

地球の裏側で下記記事を読んで、なるほどなと思った。 社会貢献を面接で語る学生を皮肉ってる場合じゃない件について 「会社に入って、燃えられる時代」はどうやら終焉したらしい。ただもちろん、これは一部のトップエンドの優秀な学生にとってだとは思う。…

我々は音も立てずに復興する:アゴラへの投稿

このような事態に「今、自分に何が出来るか?」を考えることは難しいことですが、今被災している、あるいはこの事態に気落ちしている人たちに向けて、何かメッセージを送ることが出来ないかと思いました。 我々は音も立てずに復興する 情報の集約、分析も大…

10年後も持続可能なビジネスモデルに向かって

昨日は先生たちに会い、各先生と1対1で色々と話したあと、みんなで食事に行った。 (写真の右端の先生は現在研修中のキム先生です) ただ残念なことに、その日はカソリックの1大イベントの日にたまたま当たっており、そのためにマニラ市内で道路封鎖が行わ…

フィリピンの黄昏と夜明け

昨日の深夜から早朝にかけて、台北からマニラへと飛んだ。 朝、起きてみると曇天だった。普段は曇天にありがたみを感じないが、猛暑が当たり前のフィリピンに来ると、この上ないありがたみを感じる。 雨も降り始めたので、アジア最大のショッピングモールと…

イエローカードを持つということ:怒らない技術

僕はいつも心のなかでイエローカードを携えている。大抵の物事はそのカードを出すこともなく、処理する。だが、人が明らかに理不尽な行動や利己的な行動を取ると、そっと彼あるいは彼女に向かって心のなかでイエローカードを差し出す。そして、彼らに対して…

謙虚であるということ:世の先生方へ

以前、ブログで紹介した「ザッポス伝説」に書いてあったことに、とても印象的な一文がある。 ”「謙虚であれ」というのは、私たちが採用を決めるに当たり、おそらく最も影響を与えるコア・バリューです。面接すると、経験豊富で頭が切れて才能にあふれており…

COME TOGETHER! 新年の抱負

1年の始まりに人は何を思うのだろうか? ある人は目標を立てたり、またある人は久しぶりに家族と再会し、家族との絆に思いを馳せたり、様々な思いを抱くだろう。 ただひとつ確かなことは、今日思ったことは来年の同じ日にはきっと忘れ去られ、人は新しい目…

知っていることをシェアするということ:1年の終りに思うこと

1年前は、ちょうどワンズワードオンラインのウェブサイト制作が佳境に入り、オープンに追われていた。それまでは毎年年末になるとブラジルに行ったり、ヨーロッパに行ったりと年末=旅する季節だったのが、ひたすら仕事に追われていた。 これからどうなるか…

やりたいことが見つからない人への処方箋

先週、先々週と二つのセミナーを通して、大学生たちの意見を聞く機会があり、とても興味深かった。 そのなかで気になったのは「やりたいことがない、見つからない」という学生たちの声だ。別にこの問題は今に始まったわけではなく、ずっと前から変わらずあっ…

The Corporation: 企業を人間に例えると・・・・

サイコパスとのことです、この映画「The Corporation」によるとですが。 ノーム・チョムスキー、ピーター・ドラッカー、それにフリードマンなど錚々たるメンバーのインタビューを通じて、企業の本質に迫るドキュメンタリー映画で、とても見ごたえがあった。 …

【セミナー告知】会社に頼らない生き方とは:グローバル時代を生き抜くために

このたび毎日留学ナビ様協賛でセミナーを開催することになりました。 日時:2010年12月4日(土) 18:30~20:30 開場18:00 場所:株)毎日エデュケーション フリースペース「グローバルひろば」 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル西コア…

知っていることと実際に体験することの違い

日本に招待したJOY先生が無事帰国の途についた。 滞在期間中は毎日のスケジュールがぎっしりで、さすがに最終日は疲れた様子が伺えたが、それでも充実した毎日を過ごせて嬉しそうだった。 勉強熱心の彼女は日本人に英語を教えることになってから、その文化や…

会社のあり方とザ・スミス プロジェクト

何を隠そう僕はザ・スミスの大ファンだった。 特にモリッシーの詩にすっかりやられていた。高校生の頃は中毒者のように毎日聴いていた。そして、世の中にはそのような日々を送っていた人が数多くいるようで、それが高じてジャニスさんはスミスの曲を全曲カバ…

【書評】残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

この本を読んで、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に出てくる「本当に大切なことは目には見えないんだよ」という言葉を思い出した。 巨万の富を築いてもマサイ族が感じている程度の幸福感しか感じない。だったら最初から他人にとっての幸せの定義など気…

上場しない企業のあり方:ソーシャルビジネスについて

ワンズワードオンラインが正式スタートしてから10ヶ月あまりで、かなりの投資会社および証券会社から連絡をいただき、IPO(株式公開)の話しを聞かせていただいた。何度か「IPOには全く興味ない」と伝えても、ほかにも色々と手段があるのでぜひお会いした…

異端の資本主義:ワンズワードの企業理念にかえて

ふとワンズワードオンラインと似たような理念を掲げ、「先生、生徒、運営会社」での利益の共有を目指す会社がオンライン英会話業界に現れたらとどうしようかと考えてみた。 「うん、まあいいんじゃない」と思う。 以前、「異端の資本主義論への考察〜デジタ…

ギャレス・マローン:コミュニティを変える力

昨日、たまたまテレビをザッビングしていたら、NHKで「町中みんなで合唱団!(原題: The Choir –Unsung town–)」という番組がやっていた。30そこそこのギャレス・マーロンというイギリス人の若者が、まるで死んだかのようなイギリスの地方都市であるサウ…

e-learning教材の有効活用とセヴァン・スズキ

以前、とある大学の先生とお話しさせていただいたときにパソコンを使ったオンライン英会話やほかのe-learning教材の話しとなり、その先生は「語学学習はやはり顔と顔を付きあわせて、対面式でやるのが一番だと思います」というようなことをおっしゃった。 う…

男と女の事情:フィリピンと日本の場合

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」には、合計8名の女性の先生が所属している。それに加えて、アメリカ生まれアメリカ育ちのリッチー先生(唯一の男性)が所属している。 女性のうち、既婚者は一名のみである。 皆さん、美人聡明で性格も…

JOY先生来日大計画!:イマジンを聴きながら・・・・・

思えばJOY先生をせっかくだから日本に呼ぼうと行動に移してから、早くもニケ月が経過した。このブログを書いた直後に手続きを始めて、昨日JOYさんが書類を提出し終わり、あと一週間程度で合否が分かるとのことだ。 在フィリピン日本国大使館によれば、必要な…

友人の定義

週末、友人4人で集まったときに「友人とは」という話になった。例えば、今回の旅でのように15年近くも会わなかったクリスティーンも自分にとっては大切な友人と言える。一方では、毎日のように顔を合わせていても、友人とは言えない人もいる。このくくり…

Real Life Foundationについて:素晴らしい給食プログラム!

マレーシアのクアラルンプールから飛行機に乗ってマニラに着いたのは、8月27日の朝5時だった。それからホテルへと向かい二、三時間寝たあと、朝食を取って、タクシーでマカティのオフィスにてフィリピンのTOEIC代表の方とお会いし、今後の先生採用につい…

クリスティーンという人

インドネシアへと行ってきたが、インドネシアの印象よりは久しぶりに再会を果たしたクリスティーンがあまりに面白いやつだったので、インドネシアを堪能したというよりはクリスティーンを堪能した。 (彼女とは15年ぶりの再会となったが、ほとんど変わって…

より良い世界を求めて:フィリピンで思ったこと。

今日は朝の八時半から、フィリピンのNGO団体「REAL LIFE FOUNDATION」のFEEDING PROGRAM(給食プログラム)にボランティアとして参加してきた。予想に反して、このプログラムはとても楽しく、心底彼らに協力したいと思った。今後はより関係性を深めて、もっ…

漠然としたコミュニティ意識とコミュニティを創るということ。

以前、雑誌の取材でカナダに行き、地域通貨を取材したことがある。カナダのバンクーバー島でLETSという地域通貨の設立者であるマイケル・リントン氏にインタビューをし、その設立の経緯を聞いた。そして、トロントではトロントダラーを考案したジョイ・コガ…

優秀な人間とものすごく優秀な人間の違いについて

ワンズワードオンラインのためのSKYPE面接を何十人かこなすうちに、かなりこなれてきた。最もこなれてきた分野が、このSKYPEを使った面接かもしれない。 フィリピン人の方々は南国気質のせいか、驚くほどアットホームな感じで面接に挑むことが多い。面接中に…