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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

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GOEMONについて

今年最低の映画を見た。 「GOEMON」だ。 ものすごく残念な作品だ。 役者も映像も素晴らしい。しかし、映画としては最低だ。 芸術の定義は難しいが、ただひとつ言えることはこの監督が頭の中で思い描いていることは、単なる自己満足であって芸術でもなんでも…

BABEL

人は気付かないあいだに他人を傷つけてしまう生き物だという。 果たして、本当にそうだろうか? 誰もが自分にされたら嫌なことぐらいは自覚している。 けれども、それを他人に対しては平気でしてしまう。 すべては想像力の問題なのかもしれない。 人は他人が…

親切なクムジャさん

「オールド・ボーイ」の監督の新作を観に行った。 「親切なクムジャさん」といういわくありげなタイトルの映画だ。 さすがに「オールド・ボーイ」と比べてしまうと、いまいちの出来だった。 それは当然といえば、当然だ。 北野武も名作「HANA-BI」のあとはし…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

夏の記憶はまとわりつく。 湿気を含む空気のせいだろうか?冬の記憶よりも、濃密な感じがする。 あの夏の湿気もひどかった。 父親が単身赴任している京都でまる一ヶ月過ごすことになった。 高校最後の夏休みなのに、なぜか一人きりになる空間が欲しくなった…

オールド・ボーイ

昨日のサイモンと話で盛り上がったのは「オールド・ボーイ」のことだ。 ちょうど二、三日前に観に行ってかなりショックを受けたので、誰かとその話をしたかった。思えば、彼とは一体何十本の映画を一緒に見ただろうか・・・・数え切れないほどの映画と映画の…