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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

謎の上から目線と下から目線:三宅洋平さんについて

最近、SNS三宅洋平という人がよく上がってくるので、彼の演説をユーチューブで見てみた。

外国語の勉強のために海外の政治家の演説や国会中継などは見たことがあったが、日本の政治家の演説をまともに見たのは初めてかもしれない。文化の違いもあるが、海外ではとかくなんでも演説をぶつので、その内容はさることながら、「聞かせる技術」というのは発達している。

「頑張れ」謎の下から目線。 そういう観点から見ると、思わず見てしまう演説のうまさもさることながら、上記の言葉のように三宅さんはなかなか日本人の本質を言い当てているなと思う。 (忙しい人にも演説の全文文字起こしもあるよ)

一貫して、「自分は頭も良くないし、間違っていることもあるだろうし、自分のすべての意見に賛成してもらえるとも思っていない。でも一緒に立ち上がろう」と呼びかけているのは好感が持てる。

政治家に本当に必要なのは、頭の良さやお金や品行方正な正しい精神ではなく、ビジョンだ。 今までビジョンもなく、ただ親のコネや周りの声だけに押されて政治家になった人たちが多すぎると思う。

三宅洋平氏を支持できない理由。

「政治のことは何も知らないけど、三宅洋平さんで初めて興味を持ちました!応援します!」という人たちに、一つだけ伝えたい重要なこと

そして、高知と東京から予定調和のようにさりげなく批判が届いています。 三宅さんが掲げる「教育の無償化」「福祉の充実」を実現した国のひとつとして、僕が住んだ絶賛デフォルト中のアルゼンチンがありますので、ガタガタ震えながら彼の政策を聞いてはいます。

我が第2次安倍内閣世襲議員率50%は何を意味するのか考察する

ただ一点、三宅洋平さんを擁護する点があるとすれば、「多様な社会」を目指していることであり、また彼にはビジョンがあることです。日本の政治家の約3分の1は世襲議員であり内閣に至っては50%も世襲議員なので、それが彼らのビジョンのなさに直結しているのではないかと思っています。親の後を継いでいるだけで、ビジョンがあって政治家を目指したわけではないという。

三宅さんは陰謀論が大好きで、居酒屋で熱く「世界平和」を語るうざそうな中年男子だとは思いますが、声をあげて立ち上がって現状に関して危機感を抱き変化を起こそうとしているのは素晴らしいことではないかと思っています。

まだ東京で消耗してるの?」と謎の上から目線で高知から批判されるは謂れはきっとないのだろうなと思う今日この頃です。