Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

オンライン英会話スクール

唐突だが、オンライン英会話スクールを始めることになった。
無理矢理こじつければ理由はいくつか思いつくが、本当はごく感情的な理由から始めることになった。

個人的に付き合いのあるフィリピン人の先生の待遇があまりにひど過ぎ、だったら自分で始めようかと思った次第だ。

彼女はマニラ近郊に住んでおり、もう3年近くも気が向いたときにSkypeを使って彼女から英語を習っている。彼女は先生としても人間としても非常に魅力的な人だと思う。それに自分の仕事にプライドを持っており、けっして妥協はしない。

フィリピンはインターネットの回線状態が日本ほど良くないのだが、彼女の家もご多分に漏れず、当初は雑音がひどくとても聞き取りにくい回線状態だった。しかし、それを改善するために高額なビジネス用の回線契約をし、今はとても快適に会話できている。そして、TESOL(国際的に有名な英語教授法)などの資格も取り、「英語を教える」ということに対して本当のプロフェッショナルだ。

ただ彼女が勤務しているオンライン英会話スクールはそれらをまったく評価しなかった。もちろん、クオリティの高い授業を受けている生徒からの評価はうなぎ上りだ。そして、会社もその評価に伴って彼女の賃金も上げざるを得なかったため、最近になってこれ以上賃金を上げたいならば、もう生徒を紹介できないと通告してきたらしい。

そのオンライン英会話スクールにとって、そこに所属する先生たちはみな「道具」にしか過ぎないのだろう。いつでも代えの効く、代用品としての役割しか期待していない。利用するだけ利用しておいて、いざその人がいなくなると分かれば、「どうして?」という問いしか彼らは思いつかない。

そこで働いている人たちが感情を持った人間であり、彼らは彼らの人生の目的があり、自分たち自身で自分のための決断ができる一人の人間であるということを、すっかり忘れ去っている。

もう知り合って長いこと経つが、実際に会ったことはなかったので、彼女に会いに先月フィリピン行って来た。会ってみて色々と話したが、やはり自分の直感は正しく、彼女となら一緒にビジネスができると確信し、帰路に着いた。

そうして、僕たちは一緒にオンライン英会話スクールを運営することになり、サイト制作やコンテンツ制作などに関してはすべて日本で行い、彼女はフィリピンで先生たちの雇用、管理をすることになった。

ひどくナイーブな動機で始めたプロジェクトだが、今まで培って来た人脈を生かし、大学の先生方や英語教育関係の方々に教えを乞い、ユーザーにとって本当に役に立つコンテンツを提供していけたらと思っている。

そして、何よりもフィリピンの先生たちが楽しんで働いてもらえる環境を作りたい。