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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

社会貢献について

年末にEnglish Centralというサービスを提供している会社の社長さんにお会いした。待ち合わせに指定された場所は人形町の甘粕横丁の交差点という、なんとも渋いチョイスだった。

二人で焼き鳥屋に入り、色々とお話させていただいたが、そのなかで話題になったのが「社会貢献」についてだった。やはり人間、最終的にはそれが一番重要だということで二人の意見が一致した。そして、「ワンズワードオンライン」のサイトを見ていただいていたので、そのなかにある社会貢献のページについて概要を説明した。

フィリピンに住む経済的に恵まれない学生をサポートし、彼らにチャンスを与えているREAL LIFE FOUNDATIONの取り組みを紹介し、400ドルのお金で高校生1人を1年間サポートできることを説明した。そして、ワンズワードは彼らと提携し、専用のページ((ID: Onesword パスワード: life))を設けてもらい、そこで実際にサポートしている学生のプロフィールが閲覧できることを話した。

寄付活動について最も問題な点は、自分が寄付したお金がきちんと本当にサポートを必要としている人々に届いているかだ。その点、REAL LIFE FOUNDATIONは国際的なNPOルーム・トゥ・リード」と同じく寄付された額が何に使われているか非常に明確にしている。

寄付全体の15%で団体は運営され、残りの85%はすべて経済的に恵まれない学生の奨学金となるのだ。この点も非常にルーム・トゥ・リードと似通っている。

一通り説明し終わると彼は「乗った」と言って400ドル寄付すると申し出てくれた。飲み会の席だったので、その話しはそれで終わると思っていたのが、昨日実際に寄付していただき、専用ページには先月サポートを開始したERIKAさんともう一人のRUBIELYNさんという女の子が掲載された。

心底嬉しかった。
いつもは早いと言えないREAL LIFE FOUNDATIONの対応も、さすがにわずか数週間で800ドルもの寄付を集めた僕たちに対して迅速に対応してくれて、専用サイトにすぐ新しくサポートを開始したRUBIELYNさんのプロフィールを掲載してくれた。

寄付って、正直なんだか恥ずかしい。
時々、街中で募金や寄付を募っているが、ついつい素通りしてしまう。なんとなく偽善的な行為と思えてしまうから。たかだが数百円寄付したところで世の中良くはならない。だから、僕がこだわったのは寄付した人が実際にそのお金で何に使われているいるか明確にすることだった。その点に関して、REAL LIFE FOUNDATIONのサイトは完璧に要求を満たしている。

ワンズワードオンラインに登録した人は、毎月数百円寄付することが選択できる。20人の人が一ヶ月200円寄付するを選択すると、10ヶ月も満たないうちに1人の高校生の1年間サポート(このサポートには教材費、食費、交通費が含まれている)を開始することができるのだ。

寄付したお金が実際に一人の高校生の運命を左右できることを目に見える形で示すことが何よりも重要だ。それがいくらかなんてことはそれほど重要なことではない。今まで意識すらしていなかった数百円というお金が集まれば、一人の人間の人生を大きく左右することができるという事実を認識することが重要なのだ。

お金で世界を変えることはできないが、意識を変えることによって世界を変えることはできる。それにお金を使って世界を変えようとするより、自分自身の意識を高めて世界を変えることのほうがよっぽど財布にやさしい。

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