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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ディープソウル

韓国行きは急に決まったが、念のためと思って1年くらい前にトルコのカッパドキアで知り合ったジヒに連絡を取り、ソウルで会えないか聞いてみた。

カッパドキアで会った以来、ほとんど連絡を取っていないにも関わらず、早速返事がありイ・ビョンホンとキム・テヒの撮影がある前日に会って、一緒に食事をした。

どこでもいいけど、地元の人にしか行かないようなローカルなところに連れて行って欲しいとお願いしたら、ヘギというところに連れて行ってくれた。そこでパジョン(チヂミと似たような食べ物だが、焼いた蓋のうえに載せられており、パリパリして本当においしかった)を食べた。

韓国では雨が降ったらパジョンを食べる習慣があるということで、その日はあいにくの雨だったので、店はどこもいっぱいだった。そして、外国人など一人もおらず、本当に地元の人ばかりだった。

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(食べる前に写真を撮るべきだといつも思っているのだが・・・・食べてから気が付きます。ちなみに左上のマッコリは最高においしいマッコリでした。ジヒいわく、いち押しのマッコリだそうです)

彼女は小学校の先生を目指してもおり、できれば公立の小学校に勤めたいという。そのために今年国家試験を受験する予定で、その試験が三次試験まであり準備に大変だということだ。韓国の失業率はむごいことになっており、みんな公務員や教師など安定した職業を選択するという。彼女の場合は昔から教師になりたかったらしいが、同じ学生でも「安定した職業」という理由で教師を選択する人が非常に多くなったということだった。

教師という職業が「ただ安定した職業だから」という理由で選択されるなんて、教えられる側である生徒に取ってみればいい迷惑でしかないし、両者にとって不幸な結果しか生まないような気がする。

僕の職業なんて安定からほど遠いので、「安定」だけを理由に職業の選択をしてしまう若者の気持ちは正直理解できない。20代のうちなんて、失敗してなんぼだと思うので、好きに生きたらいいと思う。もちろん、自分の意見が絶対的に正しいなんて思わないが、「教師」という職業は憧れの職業であるべきで、「安定」だけのために選択されるような職業ではないはずだ。

それしてもやはり現地をよく知っている人が知り合いにいてよかった。韓国という国と人について理解がかなり深まった気がする。特に仕事関係ではない人だと、率直な意見が聞けるので、いい経験になった。

翌日の仕事こともあり、その日は早めに引き上げたが、ディープソウルを体験した気分だった。

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(トルコのカッパドキアで会ったときと同じ服かと思い、そう聞いたら違うという。とにかく黄色の服で好きで、黄色の服を大量に持っているらしい・・・・彼女はよく旅をし、ホスピタリティ溢れてる人なので教師という職業にはうってつけの人だ。試験がうまくいくことを心から祈っている)

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