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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

新しい先生、採用決定!

長い道のりだったが、ようやく先生を新しく一人採用した。
(一人採用を決めていた先生がいたが、何度かインターネット回線をチェックしたところ、安定していないという理由で、見送りになってしまった。残念だ)

Carol先生はアメリカに住んでいる移民向けのオンライン英会話スクールに勤務した経験がある。アメリカンアクセント専門のインストラクターとして韓国人、中国人、はてはイギリス人にまで英語を教えていたらしい。(訛りの強いイギリス人にアメリカンアクセントを教えていたらしいが、なんだか可笑しな話だ)

アメリカに住んでいるのだから、アメリカ人に英語を教わればいいのにと思うが、わざわざフィリピンにSkypeで繋ぎ、英語を教わるとはグローバルな時代になったものだ。

ワンズワードオンラインの採用基準としてはきちんとした英語を話せることは当然だが、最も重要視しているのはパーソナリティだ。通常の語学学校ならば、先生への管理はある程度できるが、マンツーマンのSkype英会話だと先生の資質に頼る部分が非常に多く、そこが肝となる。

「教える」ということに情熱を持っていることが何よりも重要であり、それを楽しめる先生ではないと、生徒様相手に楽しい授業なんて出来ない。

じつは今日も一人男性の先生を面接したのだが、英語は完璧で訛りもなく、5年もオンライン英会話の経験があり、そこで教頭という立場まで登り詰めたのだが、残念ながら不採用にした。

まず気になったのが彼は自分の英語力に自信を持ちすぎるあまり、「教える」ということを意識していない点だ。JOYさんに聞くと韓国人はフィリピン人が素晴らしい英語を話すとそれだけで感銘を受けて満足すると言っていた。だが、日本人は違う。話したくても話せないだけで、何も先生の話をずっと聞いたくてお金を払っているわけではない。

そこを勘違いしている人が非常に多い。

しゃべりたくてうずうずしているけど、なかなか単語が出て来ない日本人の生徒に対して、勇気づけて彼らが何を言いたいのか推測し、きちんとしたセンテンスを彼らの代わりに構築する能力が重要だ。その作業をするためには、「教える」ということが好きであることが第一条件であり、だからこそ辛抱強く「待つ」ことも可能になる。

そこは先生研修で教えることは出来ないので、そうではない人はどんなに能力が高くても採用するわけにはいかない。
(うちの先生研修はかなり厳しいので、それでビビって辞めた先生も一人いる。ただ教えるだけではなく、そのフィードバックを行い、改善点を提案するという当たり前のことでも、今までやったことがない先生が多いので、結構苦労している)

僕たちは何も業界NO1など目指してはいない。ただ自分たちが納得できる質の高いレッスンを、本当に英語を話したくても話せない方々へ届けたいだけだ。静かに少しずつ、そのような同じ志を持つスクールが増えていき、今の英会話スクール業界全体の質が向上すればと願っている。

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