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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

フィリピンの英語教育と国際比較

フィリピンでは小学校からすべての授業が英語で行われるのだが、その割には英語をきちんと話せる人は意外と少ない。それは学校の卒業率と教育水準の低さに関係するのだろう。

フィリピンの教育事情について

就学率は高いのだが、卒業率が低く、また教員の質の低下による教育水準も低い。公立の学校の先生などは朝7時から夜10時くらいまでみっちり働かされても、収入は非常に低いのが現状だ。
(月給3万円くらいが当たり前とのことだ)

先生は非常に特殊な職業で誰にもで出来る仕事ではなく、きちんと手厚く保護されるべき職業だと思うが、フィリピンでは残念ながらそうでもないらしい。

これはフィリピンのような発展途上国に限ったことではなく、イギリスやアメリカでも公立の先生の待遇はほかの仕事に比べて悪い。そして、それに伴って先生の社会的地位は非常に低い。過保護すぎるくらい高待遇の日本の先生たちとは対照的だと言える。
(うちの姉夫婦がふたりとも小学校の教師をしているが、授業外の事務仕事が多く、かなり長い労働時間らしいが、それでも休みの多さなどを考えると一般企業よりは優遇されていると言えるだろう)

前回は日本の英語教育の現状を憂いていたが、こと教育水準に関しては日本はいまだ世界のトップレベルを維持している。

教育格差と国際比較 → (先月韓国に行って会ったジヒさんが言っていた通り、韓国での先生の待遇は非常に良く、先生になるための競争が激しいことも容易に想像できるくらい韓国における先生の待遇は非常にいい)

ゆとり教育という壊滅的な教育方針のおかげで教育水準はかなり落ちたが、それでもまだ日本はトップレベルを維持していると言える。この高さをいかに英語教育に還元できるかがポイントだなのだが、頭の固い人たちが多い教育業界にそのような革命的なアイディアがあがるのか疑問だ。

いっそのこと移民をもっと積極的に受け入れて、国際化を図り英語を話さざる得ない環境を作るしかないのではと思ってしまう。教育業界から革命的なイノベーションを待つよりは、よほど可能性が高い政策ではないだろうか。

(そうなれば、彼のような日本人とウクライナ人のかわいいハーフの子供がもっと生まれてくるかもしれない・・・・・無責任の意見ですがね)

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