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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

自由とは

GW中に高校の同級生と会った。
卒業してから1回しか会っていないが、近所に住んでいることが判明して、GW中に二度も会った。「あの人は今」的な話題はそれなりに楽しく、また自分がクラスメイトの大多数の名前をすっかり忘れていることに愕然とした。

僕たちが通っていた私立和光高校はおかしな高校で、校則制服一切なしの自由な校風で有名な高校だった。僕は高校の頃から通ったのだが、小学校中学校から上がってきた人たちはかなりの変人が多かった。

同級生のほとんどが自営業者という事実が、とにかく僕たちが組織というものにいかに馴染めないかよく語っている客観的な事実だと思う。

高校のマントラには「自由のはき違い」という言葉があった。なんの規則もないので、それを勘違いした人間は抑制が効かなくなり、どんどん堕落していった。ジーコジャパンの頃のサッカー日本代表のように統制が取れていない日本人集団ほど質の悪い集団はない。

僕自身は集団的行動を基調とした学校教育というもの自体にものすごく否定的だから、場合によっては和光のような教育は今後必要とされてくるかもしれないと思う。なぜならば、組織的として行動するよりは今後は個人として行動するほうが多くの利益を享受できる世の中だからだ。

組織としてうまくやっていくよりは、個人としてどのように生きていくかということを人生の早い段階で考えた方が人生は上手くいく。そのことをきっちり教えていく必要があるのではないだろうか。

小学校や中学校の頃の同級生とは会いたいとは思わないが、高校の頃の同級生には興味がある。彼らがどのような人生をあのあと歩み、今なにをしているのか・・・・・この個人が生かしにくい日本の社会でどのように生計を立てているのか、なんだかとても興味がある。