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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

先生の採用基準と守るべきルールについて

昨夜は久しぶりにSkypeで面接を行った。
前回に引き続き男性教師だったのだが、今回は不採用にした。非常にいい人で英語の使い方もうまかったのだが、あまりに寡黙な人だったので、マンツーマンのオンライン英会話の教師としては不向きと判断した。

現在は現地の語学学校で講師をしているそうだが、そういう環境ならば非常に信頼できる教師として働いてくれるだろう。3ヶ月や半年くらいのコースならば、彼の人柄の良さも十分に伝わるだろうが、オンライン英会話は最初の1レッスンで判断されることが多いので、その良さを伝えきることは難しいと思った。

すでにワンズワードオンラインの先生の色というのは決まってきているので、それにそぐわないとどうしても不採用にせざる得ない。

日本人の場合、十分な英語力があっても間違いを怖れるあまり英語を必要以上に話したがらない傾向がある。これがスペイン人やイタリア人ならば「おいおい、おまえそんなひどい英語でよくそこまで自信持って喋れるな」となるのだが、我ら日本人はどこまでも慎み深く謙虚なのだ。

そんな日本人の場合、レッスン形態としてはやはりマンツーマンレッスンが向いていると思う。マンツーマンレッスンですら、なかなか話したがらない傾向があるので、それを把握したうえで先生たちにはレッスン内容を工夫してもらい、話しやすい環境を作ってもらっている。

寡黙なフィリピン人というのも得難いキャラクターだが、上記を考慮するともう少しイニシアティブを取ってくれる先生ではないと、採用する側としては不安だ。

そうして細心の注意を払って採用しても、こちらの信用をあっさり裏切る先生もいるにはいる。そういう先生は残念ながら、辞めてもらうわけだが、なんだかとても残念だ。「ベストな労働環境の提供」というのはワンズワードのミッションのひとつだが、彼らにとってはそれは「相手を利用しやすい環境」に映るのかもしれない。

残念ながらそれは大きな間違いだ。
我々は気前よく給料も払うし、先生たちの面倒も非常によく見ているが、ルール違反をしたものは厳格に処罰する。チャンスは二度、三度までは与えるが、それが限界だ。それがいつまでも続くと思っているのは甘い考え方だ。時々勘違いされるが、我々はビジネスとしてオンライン英会話スクールを運営しているのであって、慈善事業として行っているのではない。

自宅で勤務すると、プロフェッショナルな意識を保つことは難しいが、それができないとワンズワードオンラインの先生として雇用をし続けることは出来ない。今後はいかに彼らにとってもワンズワードオンラインが「自分ごと」かということを意識してもらうことが重要だと思っている。

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