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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

国の未来

鳩山首相が辞任するという。
民主党が政権を奪取したときの喧騒が懐かしい。いつの間に我々は民主党に夢も希望も抱かなくなったのだろうか。普天間基地、こども手当、事業仕分けと色々と話題を提供してくれたが、結局なんら自民党と変わらないから希望が持てなくなったのだろうか。

多くの人はご存知ないかと思うが、フィリピンでも先月大統領選挙が行われ、新しく故アキノ大統領の息子が当選を果たした。

日本もフィリピンも国の未来に関しては、全く希望が抱けないという共通点がある。片や電気、交通機関などの基本的なインフラ整備もままならない国と、ハイテクを駆使してGDP世界第二位に登り詰めた国を比べるのは気が引けるが、政治が酷いという補い難い共通点がある。

グローバリゼーションが叫ばれて久しいので、個々の国に関してとやかく言うのはすでに古い考え方だと思うが、まがりなりにもなんらかの関係を持った国々には少しは希望を見出したいと思っている。

そんな考えもあり100万人の英語サイトのコラムに「フィリピン:未来編」というコラムをアップした。

個人的にはフィリピンという国自体にそれほどの思い入れもなく、ある出会いがなければ素通りしていただろう。それが今や彼らと一緒にビジネスをしているのだから、つくづく人との出会いとは不思議なものだ。

今更、国に何を期待するのだろうか?正しい政治がどこかの国で行われたことがあっただろうか。これほどまでに個人の能力ひとつで出来ることが広がった現代で、国や政治ありきの生き方をするなんてことはあり得ない。

ただ一点、僕がどうしても許せないことがある。
それは教育の機会を奪われた人たちがこの世界にたくさんいることだ。それもあって、フィリピンのNPO団体REAL LIFE FOUNDATIONと提携し、ワンズワードオンラインの生徒様の寄付と売上の一部で高校生をサポートしている。そして、写真家としても国際的NPO団体「ルーム・トゥーリード」の活動に共感し、各イベントの撮影を無償で行っている。
(創立者のジョン・ウッドとのツーショットはこちらです)

個人の能力を国や政治などが無関係になるくらいに高めて、ゆくゆくは社会全体に寄与できれば最高だろう。その対象となる国が日本でもフィリピンでも、自分にとっては同じことだ。重要なことは大事に思っている人たちが暮らす場所を少しでも住みやすくしたいという想いだ。