Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

旅のヒント

かなり昔の話しだが、インドを旅していたとき、深夜にニューデリーの空港に着いた。バスで市内に向かおうと、切符を買って待っていると、同じ切符売り場で切符を買った日本人の女の子が、インド人に囲まれてどこかに連れていかれる場面に遭遇した。

慌てて止めに入り、彼女には一緒に待つように諭したのだが、えらい剣幕でインド人たちに怒鳴られた。彼らは彼女をカモに良からぬことを企んでいたわけで、それを僕が阻止したからその怒りは理解できる。

まあ、でもいい迷惑だ。

彼女いわく「バス亭はこっちだと言われたから付いていった」とのことだが、同じ切符売り場で買った人たちとなぜ一緒に待たなかったのか不思議でしょうがない。

旅慣れていないと、このように周囲の人まで巻き添えを食い、迷惑を被る。

そんな旅慣れていない人たちのために、少しでも役立つように旅のヒントを書いてみることにした。

1.情報はダブルチェック

これは旅の常識だ。道を尋ねるにも、ものを買うときも常に複数の人に尋ねて、その情報の真偽をダブルチェックする。特に旅先では道を尋ねる機会は多いが、かなり高い確率でとんでもない間違った行き先を示される。ヨーロッパの人はともかく自分が知らないと言うのが嫌で、適当なことを言う人も多い。アジア諸国では、すべての情報が曖昧模糊としているので、何事につけても情報のダブルチェックを行うに越したことはない。

異国の人とちょっとしたコミュニケーションが取れるので、けっこう楽しくもある。

2. 通りすがりの人はすべて悪人と思え

時々、道端で声をかけて人と仲良くなって付いていったら睡眠薬を飲まされて身ぐるみはがされ、あるいはディスコに連れていかれ法外な値段を請求されたという人と出くわす。

「日本大好き、日本語習っています」とか適当な理由を付けて、彼らは近寄ってくる。だいたい日本でも、新宿渋谷あたりで声をかけてくる人はたいてい疚しいことを胸中に抱えているのに、それが海外でも適用されないわけがない。

それに通りすがりの人は住所不特定者なので、何かあったときに彼らを探しようがないのも問題だ。

僕はたいてい彼らに話しかけられても、まるで彼らが存在しないかのように完全に無視する。男でもけっこうな数の人間がやってくるが、これが女性だとその倍の数は寄ってくるので大変だ。

とにかく彼らは無視するに限る。

3. 空港からは前払い(PREPAID)タクシーを利用する

交通機関が発達しているヨーロッパ諸国なら問題ないが、アジアだと空港からはタクシーを利用することになる。その場合、前払いタクシーの利用をお薦めする。空港には魑魅魍魎の類がたくさんいて、あなたの到着を今か今かと待っている。

長いフライトで疲れたあなたは正常の判断力が鈍っているので、ついつい彼らの口車に乗せられて、言いなりになってしまう怖れがある。

そのような自体を避けるために、多少高くはあるが前払いタクシーの利用をお薦めする。ジャカルタ、マニラ、バンコクニューデリーとどの空港でも前払いタクシーは存在するので、魑魅魍魎で溢れ返っている空港という場所を離れて、とっととホテルに向かうのが賢明だ。

4.ホテルは事前予約

以前は重いバックパックを背負ってホテルを探すのも旅の醍醐味などと酔狂なことを思っていたが、このネットの時代でそんなことをするのはただの暇人かモノ好きしかいない。

それに残念なことにネットで予約したほうが多くの場合、値段が安くなる。今回、マニラで宿泊したH2Oホテルはホテルで直接予約するよりAGODAなどのサイトから予約したほうが全然安くなった。

ホテル側はサイトにコミッションを支払うわけだから、常識的に考えればホテルから直接予約したほうが安くなるはずだが、そうではないらしい。もちろん、ホテルのHPからのほうが安い場合もあるので、AGODAなどのサイトとホテルのHPをチェックしたほうがいい。

5. 格安航空会社を有効活用

以前は旅の移動手段と言えば、バスか鉄道だったが、今では格安航空会社がどこの地域でも台頭してきており、飛行機で移動するほうがずっと安く効率的に移動出来るようになってきた。

LION AIR インドネシアの格安航空会社。インドネシアの中部に位置するロンボク島からシンガポールが約8000円だった。ちなみにシンガポールのシルクエアーでは、同区間は5万円近くだった。

シンガポールの友人アーネストからは、もう二度と乗るなと言われたくらい安全度が低い航空会社らしいが、落ちたという話はまだ聞かない。

セブパシフィック 前述のLION AIRよりは多少は高級感が漂う。だがご飯は出ない。深夜や早朝の便が多いので便利だとは言えないが、安い。

EASY JET 全席自由席というある意味画期的な航空会社。ロンドンからベルリンが時期にもよるが3000円から5000円という安さ。

GOL ブラジルの格安航空会社。なぜかクレジットカードはアメックスしか使用できず。(2008年時点)

こうしてみてみると、どこの国でも格安航空会社というものは存在するなと思う。日本でもスカイマークが台頭してきており、羽田→沖縄が15000円程度で行けるようになった。JALも頑張って欲しいものだ。

6. 安全は金で買え

旅ではホテル、食事、交通手段が主な出費になるが、どれにも言えることはお金を払えれば払うほどより安全度は高まるということだ。個人的には最近ではホテルにはお金をかけるようにし、交通手段(おもに飛行機)はなるべく安く済ませるようにしている。

今回は二週間でインドネシアシンガポール、マレーシア、フィリピンを回るというものだったので、必然的に同じ土地には長くても3日間しかいられなかった。そうなってくると、やはりホテルはなるべくいいホテルにしたい。

インドやブラジルなどを時間かけてゆっくり回る場合だと、ひとつの土地に長く留まることもあるので、そのような場合は安くて居心地がいいところを探す。一泊目は事前にウェブサイトで予約して、二泊目以降の泊まる場所を散歩がてら、現地に行ってから探すのが賢明な手段だ。

いずれにせよ学生の貧乏旅行でもない限り、ある程度のお金はかけて安全を確保することに越したことはない。

7. ゴルゴ13になれ!

窃盗や強盗を生業としている人たちは、その道のプロである。彼らはきちんと獲物を見極めて、行動を起こす。そうなると、やはり隙のある人間がターゲットになりやすい。

だからこそ、道を歩いているときなどはなるべく自分の背後に人が歩いていないか意識することだ。空港やバス停などでも、背後にはくれぐれも注意して欲しい。

「おれの後ろに立つな!」とゴルゴ13ばりに言うことまではお薦めしないが、少なくても誰が(どのような人物が)そこにいるかぐらいは把握しておくことだ。

色々な国に行って色々な国の旅人を見たが、最も隙があるなと思うのは、日本人女子二人組だ。一人だと彼らも多少は警戒するのだろうが、彼らは二人だとすっかり気が緩むようで、もう全身隙だらけだ。イタリアやスペインで彼らがターゲットになるのは、必然と言える。

そうならないように、意識を周囲に張り巡らし、多少の緊張感を持って海外生活をエンジョイして欲しい。そこは日本とは違い、財布を落としても親切に交番に届けてくれる国ではないのだから。

以上、思いつく限り書いてみたが、最終的にはすべては自己責任なので、くれぐれも気をつけて旅をしてもらいたい。