Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

英語は暗記!

言ってしまえば、スピーキングに関しては日常的に使いそうな構文と単語を暗記してしまえば、なんとかなってしまう。もちろん、それできちんと意味のある会話を成り立たせようと思えば、リスニング能力が欠かせないので、丸暗記したところで実際は役に立たなかったりするわけだが。

世界各国には日本人から考えられないが、英語のスピーキングだけが得意な人種というはかなりいる。中国人の英語なんて、まさにそれだ。それは英語の能力と関係があるというよりは性格的な問題かもしれない。まあ、ほんと人の話なんて聞きはしない。インド人なんかも言っていることと、やっていることがまるで違ったリするわけだが・・・・・これは英語の問題ではなく完全に性格の問題だろう。

翻ってみてフィリピン人の英語だが、一番聞いて思うのは文法的な誤りの多さだ。例えば下記のような間違いが非常に多い。

例1)◯ I look forward to hearing from you soon.

☓ I am looking forward to hear from you soon.

ビジネス英語では基本的に「I look forward」を使うし、また「to」のあとには必ず「ing」形がつく。

例2)◯  I'd rather be here than sit at home.

☓  I'd rather being here than siting at home.

今日、フィリピンの大学で教授をしており、また日本にも一年間修士号を取るために滞在したことがあるという自称インテリフィリピン人男性を面接した。その彼が上記のようなミスをしていたので、ちょっぴりがっかりした。

どこに動詞があるねん!

と関西弁で突っ込みたくなる。

S.V.O.C

ってありますよね、どの文型にもVである動詞(Verb)は必要です。

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教授だがなんだか知らんが、一番肝心な動詞が抜けていたら、英語の文章が成り立たない。ほかにも色々と自分の英語力を誇示するために難しい単語を織り交ぜていたが、こんな基本的なことが抜け落ちていたら失格だ。

ちょっとした言い間違いやスペルミスなんてものはネイティブスピーカーでもするし、別にどうってことない。だが英語の根本的なルールがきちんと守れないと、とてもじゃないが人に英語を教えることは出来ないと思う。(ちなみに彼の専門は英語教育らしいが・・・・大丈夫か?)

英語は日本語に比べて文法のルールが厳しい。だからその分、一度覚えてしまえば二度と忘れないし、同じ構文を単語を入れ替えて話せばけっこうな会話がこなせるようになる。そういえば、もう15年前くらいにエディンバラで家庭教師をしてくれていたサイモンは下記のような例文を教えてくれた。

I'd rather not to talk about it.

(あんまり話たくないなあ)

それに下記にような構文も。

I can't put up with her anymore!

(彼女にはもう耐えられない)

上記構文が役に立つ家庭が世界中にあまりないことを祈っています。