Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

10年後も持続可能なビジネスモデルに向かって

昨日は先生たちに会い、各先生と1対1で色々と話したあと、みんなで食事に行った。

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(写真の右端の先生は現在研修中のキム先生です)

ただ残念なことに、その日はカソリックの1大イベントの日にたまたま当たっており、そのためにマニラ市内で道路封鎖が行われパレードがあった関係で、かなりの数の先生が欠席した。

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個人的にはJOE先生と二人でじっくり色々と話せたのが良かったと思っている。彼の言葉で印象的なのは「ワンズワードはJOB SATISFACTION(仕事への満足感)をもたらしてくれる」という言葉だ。JOE先生は日本の大手英会話スクールで20年以上勤務していたが、そんな気持ちにはついぞならなかったという。ただやる気のない生徒、会社に強制されて嫌々英語を学習している生徒ばかりを相手にして気持ちが萎えていたらしいが、ワンズワードで初めて仕事へのやり甲斐を感じたと言ってくれた。

これは僕にとってはとても重要なことだ。

ワンズワードでは先生採用に多大な努力と時間をかけている。そして、そのあと研修を行い、それにもけっこうな時間をかけている。そうして、採用した先生の時間は有効活用したい。すわなち「英語を本気で勉強している人たちへの手助け」になって欲しい。嫌々英語を勉強しているようなモチベーションの低い生徒に彼らの貴重な時間を費やしてほしくない。

上記の理由から企業への営業は一切行っていない。彼らが本当に社員の英語教育に取り組むつもりならば、協力は惜しまないが、「グローバル時代だから英語ぐらいはやらないとね」というような無理解な態度の企業に費やすほどの時間はない。また十把一絡的に全社員に英語学習を強制している会社に協力したくもない。本当に仕事でどうしても必要というのであれば、自分たちで色々と調べて、ワンズワードに辿り着くことも可能だと思っている。現に現在の生徒様はほとんどはそのような方々で占められている。

殿様商売をするつもりはないが、頭を下げてまでビジネスはしたくはない。オンライン英会話スクールという英語教育事業では生徒様、先生、運営会社は平等な関係であるべきだと思っている。サービスを受ける側にとってもその価格以上のものを提供できなければ、彼らはいつでもいなくなる存在だと思っているし、先生たちもより良い条件を求めていつでも辞められる状況にある。彼らをどのように惹きつけて、定着率を高めるか、それが運営会社の至上命題だ。

先生たちにも伝えたが、「10年後も持続可能なビジネスモデルの構築」が今年のワンズワードのテーマだと思っている。まずは先生たちの先生たちによる先生のための最高のオンライン英会話スクールであることを心がける。そして、そのような先生たちに惹きつけられた生徒様たちが集まるスクールを目指そう。

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BEEJAY先生ともそのような話で熱く盛り上がった。彼女たち三姉妹は今年日本に招待する予定なので、そのことについても色々と話した。毎年、彼らを呼んで色々と経験をして欲しいと思っている。それがワンズワード流の投資だ。

旅がどれほどの影響を人に及ぼすか僕は熟知している。もしかしたら、直接的な利益は会社として得られないかもしれないが、彼らの人生が少しでもいい方向に向けばそれはそれでいい投資ではないだろうか。投資はあくまで投資であり、見返りはあまり期待出来ない。ベンチャーキャピタルも10社に1社に程度上場すれば上出来なのだ。そのような気持ちで人への投資を継続的に行えば、いつかは報われると思っている。