Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

一寸先は闇か光か・・・・・・・今日を生きるということ。

ブエノスアイレスは秋である。

Sheeds

ブエノスアイレスの秋はとても過ごしやすい。だいたい半袖で過ごせ、日陰になるとちょっと上着が必要となるくらいの心地良い気候だ。

昨日、今日とこれから本格的に住む物件をネットで探し、また実際に何件か見てきた。ブエノスアイレスの物価の上昇はすさまじく、思っていた価格よりはだいたい1.5倍程度が現在の相場となっている。それでも、生活のレベルを考えると、日本よりはずっと少ないお金で快適な暮らしが出来る。

スペイン語という大きな壁があるが、それはこれから最優先で取り組む課題として対処すれば、これからの生活にかなりの期待を持てるのではないかと思っている。

ブエノスアイレスに会う人たちからは「どうしてブエノスアイレスに住もうと思ったのか?」と訊かれるが、まさか「なんとなく」なんてことは言えないので、適当にお茶を濁している。

自分の同世代の人たちは、マンションのローンやら、子育てやら、出世争いなど人生においてもっと「なにか真剣なもの」に取り組んでいるのに、地球の反対側でこんなことをしていていいのかと時々考えるが、世の中一人くらいは「外れ値」がいたほうがバランスが取れるのではと楽観的に考えている。

Palermo

今日、訪れたパレルモ地区はブエノスアイレス随一の高級住宅街で、とても落ち着いた雰囲気だった。ぜひこの近くに住むたいと思い、いくつかの物件を持っているマルコスというアルゼンチン人と交渉をしている。

うまくいけば、来週にも引越し予定だ。

今日、パレルモ地区に来るまでは、「どうせなら、一ヶ月ごとに引っ越して、色々と経験するのもいいかもね」と言っていたのに、今日見た物件がかなり気に入り、半年くらい契約する前提で話をしている。

きっと一生30年ローンなど組めないだろうと達観している。