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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

「会話」とは:最高の労働環境と人の成長

昨日のスペイン語のレッスンではロレーナ先生とソーシャルビジネスとマズローの欲求五段階について、色々と話した。

こんなことを言うと「おまえのスペイン語どんだけすごいねん!」と思われるだろうが、スペイン語の勉強を初めて5ヶ月、まだよちよち歩きの初心者レベルだ。

どんなに難しいことでも基本的な文法に沿って、知っている単語を並べていけば、ある程度の会話は出来る。英文法でよく使う文法はスペイン語でもそのまま流用出来る。

ソーシャルビジネスを最も簡単に英語で説明すると「If you own a company, it's really easy. Because the only thing you have to do is, you just have to share the profit with others.(もし会社のオーナーだったら、ソーシャルビジネスを行うのはとても簡単です。利益をほかの人とシェアすればいいだけだけだから)」ということになる。これをそのままスペイン語に訳して、話した。

ではマズローの欲求五段階について、どう説明したかというと、ロレーナ先生は大学で心理学を専攻していたので、もとから知っており、二人で自分たちにとっての欲求5段階について話をした。

結局のところ、会話は個人的なものだ。とくに二人での会話は、相互の知識によって成り立つので、言語が違っても同じような経験や知識を共有していれば、それについて話すのはたやすい。

だからワンズワードで心がけているのはなるべく人生経験が豊富な先生を採用することだ。別の言い方をすれば、「おっさん、おばさん」を優先的に採用している。

オンライン英会話スクールでは異例の平均年齢32.5歳という高さだ。おそらく、100校ぐらいあるオンライン英会話スクール業界でも、業界一の平均年齢の高さではないだろうか?もちろん、年齢の割に経験豊富な人達もたくさんいるので、その点も考慮する必要はあるにはあるが、うちでは原則23歳以下の先生は採用しないことにしている。

若い先生を採用して育てていくという考えもあるかもしれないが、成人している大人がそう劇的に変わることはない。だから、書類と面接を通して、「すでにある程度完成された人材」しか採用しない。

自分が出来ることは「最高の労働環境の提供」である。それを感じ取って、自分で努力する人しかワンズワードでは必要としない。(例えば、Shawie先生などはオンライン英会話スクールの経験は皆無だったが、見事に成長し今ではサッチャー元首相も顔負けの自信をつけている)

よく人は「いい人材を育てる会社がいい会社」というが、それは根本的に間違っている。人は自分自身によってでしか成長しない。「いい会社とは最高の労働環境を提供する会社」であって、人を育てるのは会社ではなく、その人自身の努力とそれを促す労働環境だ。

これからも彼らの努力に報いる仕組みを維持し、さらにより良い労働環境を提供していきたいと思っている。