Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

異国の地での友達の作り方について:タンゴとテニスとスペイン語

先週末、日頃からお世話になっているメルセデス先生の誕生日パーティーを新しく引っ越した家で開いた。彼女とはかれこれ五ヶ月の付き合いで、ブエノスアイレスで最も多くの時を過ごした赤の他人ではあるので、色々と感謝している。

Party2011916

彼女のレッスンを週五回受講しているときは、さすがにお互い煮詰まったが、今は週三回なので、それほど煮詰まることもなくなった。だいたいレッスンとはいえ、赤の他人と毎日2時間も話すことなど、そうそうない。

レッスン前のスモールトークでも「週末何していた?」という質問は簡単に答えられるが、「昨日何していた?」という質問に週四回答えるのは、けっこうきつい。

特に代わり映えのしない日でも、なんらかの発言をしないといけないので、骨が折れた。

そんなこんなで彼女とたまたまバカンスでブエノスアイレスに来ていたブラジル人の彼氏、それに姉のロレーナ先生、時々一緒にテニスをしているアメリカ人のマイク、また時々一緒にタンゴを踊っているドイツ人のリサ、色んなイベントに一緒に参加したことのあるアメリカ人のウェンディさんとたまたま知り合ったウイイレと漫画好きのアルゼンチン人のパトリックを呼んで、日本食パーティーをした。

ブエノスアイレスに来て最初の二ヶ月はメルセデス先生の宿題地獄により、ほとんど外出する暇さえなかったが、今は一段落したので、それほど束縛されることもなかった。よって、色々なイベントに顔を出して、なるべく知り合いを増やすように努力している。

そもそも会社にも語学学校にも通っていないので、何もしなければ友達を出来ることはない。ノマドと言えば聞こえはいいが、普通の海外暮らしでは当然在るはずのベースがないので、そういう意味では「ノマドワーカー」は辛いかもしれない。

ただテニスやタンゴといった趣味があれば、現地の人と知り合いになれるチャンスは格段に増える。それでもアルゼンチン人とスペイン語で友だちになれるほどの語学力はないので、当然英語での会話となってしまう。

ただ自分的に英語でアルゼンチン人に話すと、なんだか負けた気がするので、なんとかスペイン語で話すようには努力はしているが・・・・・まだまだ圧倒的に語学力が足りない。(特にリスニングが全然ダメなので、英語で話してもらって、スペイン語で答えるというシチュエーションが多々ある)

そういう意味ではドイツ人のリサさんはすごい。彼女は絶対にスペイン語ではしか話そうとせず、僕宛のメールもすべてスペイン語で書く。だから、正直僕は彼女のことはあまりよく知らない・・・・会話がすべてスペイン語なので、おぼろげにしかよく理解出来ていないので。

それぐらいの決意で語学に取り組めば、すごく上達するのだろう。僕のスペイン語CEFR(セファール)で言うところのA2だとすると、彼女はB1なので、いい目標だし、同時に励みになる。

英語でもスペイン語でもどんな言語でも結局ものを言うのは、いかに場数を踏むかだと思う。より多くの人と話し、経験を積めば積むほど慌てなくなるし、パニックになることもない。そんなことは分かっているのだが、場数を踏む機会を得るのもそれなりに一苦労なので、「人との出会い」というものは今後も大事にしていきたいと思っている。