昨日、ソファに寝そべりながらテレビを見ていたら、ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングの実人生を描いたドラマがやっていた。
ぼーとしながら見ていたのだけど、彼女が紆余曲折を経て、ようやく第一作の本が出版されて彼女の家にその本が届けられたシーンがとても印象的だった。本が届いた直後、きっと彼女はその本の匂いを嗅ぐだろうなと直感したが、やはりその直後彼女は実際に本の匂いを嗅いだ。
もし、自分が初めての本を出版したら、きっとその本の匂いを嗅ぐだろう。それに本好きは本の匂いがたまらなく好きなのだ。
しかし、それでもやはり電子書籍が今後の主流になることは間違いない。アマゾンのようになんでもアメリカ式の輩に漫画や日本の文学が蹂躙されるまえに、頭のかたい人たちが世界でも稀なコンテンツ大国である日本の権利を守ってくれることを祈っている。
だが、最終的にはユーザーを味方にしたところが勝者となる。そのような発想が未だ両者に見られないので、この戦いは長引くかもしれない。