Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

本当に大切なものは目に見えないということ。

「うちは先生たちに最高の労働環境を提供している」とか「先生、生徒様、それに運営会社がウインウインの関係になるように最大限努力している」とワンズワードの理念を話しても、たいていの人の反応は薄い、もうカルピスで例えるならば、なんの味もしないほど薄い。

なぜか?

ほとんどすべての会社がそうではないからだ。「明日は会社だ!ほんと楽しみ♡」と言っている日本人は見たことがない。そして、仕事のストレスのうち、90%以上は人間関係によるものだから、仕事をこなしてもこなしても解決しない。まさに不治の病だ。

だから「最高の労働環境」と言っても、「どうせ嘘でしょ」と思われていると思う。では、そもそも「ワンズワードが考える最高の労働環境」とは一体なにか?

まず第一に考えるのは「能力に見合った賃金」が挙げられる。これは当たり前だ。しかし多くの人は「高い賃金さえ払えば優秀な人材が集められる」と勘違いしている。

それだけではなく、仕事に対する満足度も重要だし、それをきちんと評価することも同じように重要だと思う。そして、人間関係のトラブルに関しては柔軟に対応し、「相手の立場に立って判断する」ということが大切になってくる。(実際に感謝の気持ちを込めて、日本に招待して豪華旅館に招待したり、会員数が250名を達成したことに対しての感謝として全員の給料を上げたりしている)

宣伝や広告にお金を使うくらいならば、彼らの個人的な成長を促すことになるので、もっと多くの先生を日本に招待したり、ボーナスをもっと弾んだり、そんな風に彼らに投資したい。彼らに投資することによって彼らの成長を助け、それがまた質の高いレッスンを生み、顧客満足度に繋がってくる。

ただだからと言って彼らを甘やかしているわけではない。最高の労働環境を提供しているという自負があるので、そのような環境下で成長しなかったり、理不尽な行動を取るのであれば、クビにすることも辞さないし、実際そのようにしてきた。

「人は誰かに言われて育つのではなく、自分自身の気づきによって育つ」と思っている。それに誰かに言われて何かをして達成するよりは、自ら努力して何かを成し遂げたほうが達成感がある。

ついでに言うのであれば、「人に何かを言ったところで人は変わらない」ということもある。せいぜいその場しのぎの言い訳をするか、その場を丸く収めるためにイエスというかのどちらかだ。

まだ運営し始めて3年目なので、これがこの先ずっと続くかどうか分からないが、このような運営方針だけは変わらず持ち続けるつもりだ。まあ、単純にそのほうが自分が楽しいというのが本音だけど。。。