Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

グローバル戦略の本当のことと、今ドキの高校生のこと

とある方面のからのご紹介で、今度都内の高校で講演することになった。高校生3年生の男女37名に対して、今から何を話せばいいのやらと思っている。

正直、自分が18歳の頃は、「だいたいの大人はアホでバカ」としか思っていなかったし、信頼出来る大人はすでに「死んだ人たち」であるドストエフスキーニーチェだと思っていた奇特な高校生だったわけで。

そんな人がもうすでにアラフォーになってしまい、初々しい彼らに偉そうに語ることは出来ないだろうなと自覚している。結局のところ、彼らと自分は平等なわけで・・・・べつに比喩的な意味ではなく、実際にそうだと思っている。

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上記記事を読めば分かるように、すでに年の功などが役に立たない時代になっている。知らないことはグーグルに訊けばいいし、ネットには教えることが大好きな人たちがたくさんいる。

彼らがもし何かをやろうと思えば、すでに出来る土壌はあるし、経験を積まなくても「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」可能性もある。

「いい大学に行って、いい会社に入る」という路線は費用対効果としてはかなり効率の悪いものとなりつつあるし、これからますます仕事自体がなくなる時代になるので、さらに効率が悪くなるだろう。

そんな過酷な状況のなか丸腰で社会に出て行っては、「使われて、捨てられる」だけなので、ひたすら個人の能力を上げることは必須だと思う。特に英語はマストだし、出来ればプログラミングの素養も持っていると今後の役に立つ。

自分が今、高校生だったら、むしろ文学や哲学にうつつを抜かすことはせずに、英語とプログラミングの勉強に明け暮れているかもしれない。そうして、一人で完結できるビジネスモデルを構築するだろう。

ただ、高校生なんて人間というよりは「より動物に近い」ので、異性のこととか、異性のこととか、さらに異性のこととかで頭が一杯だろうから、どれだけ勉強が捗るかは不明だ。

これからの世の中は「仕事を創る人たち」が勝ち組みとなっていき、「仕事をもらう人たち」はユニクロの社長が言うように、「優秀なコマ」として使い捨てにされるのだろう。

甘やかして、世界で勝てるのか: ファーストリテイリング・柳井正会長が若手教育について語る

ぶっちゃけ個人レベルで言えば日本が世界で勝てるとかどうでもいいわけで・・・・ようはユニクロという企業が世界で勝てるために「おまえら、つべこべ言わずに優秀なコマとなれ!」と言っているわけです。

こういう環境で勝ち抜けるのは、優秀なかつ体育系マッチョしかいないわけで・・・そんなハングリー精神を持った人たちは何をしてもそこそこ成功出来ると思うので、もっと給料いいところに行ったほうがいいのではと思ってしまいます。(下世話な話し、もう一生分稼いだ柳井会長が自分の給料ゼロにして、新入社員にボーナス分け与えるとか、それぐらい分かりやすいことしないと彼らに響かないかなと)

多くの人たちは一日8時間働いて、そこそこの給料もらえて、余暇があればそれで満足なわけで、「世界を変える!」とかって、ほかでやってよと思っている人たちが大半だということを経営者は自覚する必要があるのではと。

だから、自分はソーシャルビジネス(まずは社員、労働者の幸せを考えて利益を共有する)という考え方に共鳴するのだなと、記事を読んで思った次第です。

「優秀なコマ」として使われるためにいい大学に行くのであれば、ひたすら個人のスキルを磨いて、自分一人で食べていくことを目指したほうが今後は間違いないことは確かだけど、どれだけ多くの人が「今後は満足に食べていける給料を払ってくれる会社がどんどんなくなる」ということをリアルに想像しているかが肝かなと。

ユニクロ楽天、それにワタミなどばりばりの「世界で戦うための優秀なコマ」しか求めていない会社ばかりになると、結局は日本全体、今まで以上に息苦しくつまらない世の中になることだけは確かです。そうはならないように、もっと多くの人たちが幸せになれるような会社が増えたほうが結果的には日本は延命できるのはと。

世界で勝ち残っても、日本が廃土化しても意味はないかと思いますが、グローバル戦略って最終的にはそうならざる得ない方向性であることだけは今後、社会に出て行く人たちには自覚していてもらいたいと思っています。

(日本が世界を相手に戦うとどうなるか、ハゲタカ読むかと理解出来ます・・・・まあ、こんなすごい人、日本にいたら日本も生き残れますけどね、実際はねえ)