Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

うんこである自分を自覚するということ

この記事を読んで、ずっとこう何かひっかかっていた。

マネーの虎が倒産する理由について

ここで定義されている「成功」の定義や、コンプレックス、それに成功したとされるあとの周りの対応に関して、どうも納得出来なかった。

それが、下記記事を読んで見事に解消した。

今の日本の経営者は、しょうもなさすぎる

ほんと、しょうもない。

マネーの虎の社長も、マネーの虎の出演者もしょうもない。

成功の定義のレベルが低すぎだから。

テラモーターズ徳重社長にとっての成功は、「世界を変える」ことであり、小金持ちになった挙句にテレビ出演して、うんこみたいな議論や説教を若い起業家にすることではない。

彼が大事にしているキーワードは「グローバル」と「イノベーション」とのことだ。確かにこの2つを持たないと、今どきの「成功」はおぼつかない。(ちなみにマネーの虎さんたちには一切無関係なキーワードだ)

これらと関係ない成功者と言われる人たちは、きちんと自覚して、あまり周りに吹かない嗜みを持つことが重要なのだろう。何よりも重要なのは、「世界には自分よりも、もっと偉大な人たちが腐るほどいる」ということを常に自覚するということだ。

かくいう自分も時々人から褒められたり、羨ましがられてたりするときがある。そういうときはいつも自分に「自分はうんこ。世界にはもっと素晴らしく偉大な人たちがいる」ということを言い聞かして調子に乗らないようにしている。

人は自分の矮小さや未熟さを自覚している限り、成長できる。

特に経営者にとってみれば、一寸先は闇だ。そのことを自覚していれば、テレビに出て偉そうに語っていることがいかに馬鹿げているか分かる。

「世界」という単位で考えれば、そんな時間はない。あらゆることがものすごい勢いで変動しているのが現代社会だ。人に語る暇があれば、競合に先を越さないように色々と策を練ったほうが得策だ。

ただ「世界には偉大な人々がいる」と自覚することはひいては、世界全体に対してとてもポジティブな見解を与えてくる。世界のどこかで彼らは世界をもっと良くしようとして常に戦っているだろうから。

自分も微力ながらも力を合わせて、せめて自分の周りの世界にはもっと明るい光を与えていきたいと思っている。