Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

マルチリンガルであるということ:メキシコシティにて

タンゴのクラスで知り合った台湾人女性から「あなたは本当にマルチリンガルで、スペイン語も英語もうまく使いこなして、すごいわね」と言われた。

たしかに、考えてみるとブエノスアイレスでは常に英語とスペイン語を話す環境があった。2週間ほど家にはアメリカ人マイクとその友人ティムが居候していたので、家ではずっと英語を話し、そとではスペイン語か英語を交えて話していた。

ミロンガに行くとスペイン語が話せない外国人はたくさんいるので、必然的に彼らとは英語で話す。彼らはタンゴのためにブエノスアイレスに来ているので、スペイン語までは頭が回らないのだろう。

メキシコシティの外国人とはそこが決定的に違う。

彼らはたいてい仕事で来ているので当然のようにスペイン語を話すので、彼らとはずっとスペイン語だ。

英語とスペイン語をバランスよく話す環境としては、ブエノスアイレスは最適かもしれない。

ただどうしてもここ最近はスペイン語を話す機会のほうが多いので、英語のボキャブラリーが段々とスペイン語化してきた。

マイクと話している時に、「彼らはそういうことに慣れているんだよ」と英語で言った時に、普通に「to be accustomed to」を使ってしまった。

もちろん、別に意味は合っているけど、以前なら「They are used to it.」と言っていたところだ。スペイン語では日常的に「何々に慣れている(accustmobrase )」を使っているので、それの名残だと思う。

(ついでに英語で言う時も、ふと「se」は付かないのかという一抹の不安がよぎるときがある・・・深刻だ)

あと英語が完全にスペイン語に書き換わってしまったこともある。

ずっとスペイン語でテニスをしているので、たまたま外国人と一緒に英語でプレイして、スコアを言う時になんていうのか出てこなくて、そのゲームの最中ずっと考えていたことがあった。

日本語でも普通に「15−40(フィフィティーン・フォーティー)」と言うところをずっと「キンセ・クワレンタ」の言っていたので、もうテニスのスコアは完全にスペイン語化してしまったのだろう。

四ヶ国語、五ヶ国語を操る人たちはどのように頭のなかを整理しているのか疑問だ。均等に使っているのであれば問題ないけど、何カ国語も話せても、やはりメインとなる言語に語彙が侵食されてくるのではないだろうか・・・・・言語学者の人はこういうことも研究しているのだろうか。

言語間の切り替えはけっこううまく出来ているのだが、それでも三ヶ国語を切り替えながら話すのはけっこうきつい。英語とスペイン語の切り替えは出来ても、さらにそこに日本語が加わると、変な日本語になってしまうことがある。

(たぶん、英語とスペイン語の脳の収納場所はお互いに近接している感じだけど、日本語だけはどこか遠い感じがある。もちろん、気のせいかもしれないが)

人間の脳は未知の部分がまだまだ多いというが、このあたりのことを研究すると、効率のいい言語習得の仕方が判明するのかもしれない。

バイリンガルマルチリンガルはボケになりにくいという研究データはあるが、言語切替のときに脳のどの部分に負荷がかかっているか調べれば、そこを集中的に鍛えることによって、スムーズに外国語が話せるようになるのかもしれない。

(たぶん、きっとすでに研究している人はいるのだろうけど・・・・)

以前行った学会で、「3D(映像)と2D(写真)で前置詞を暗記しようとしたときに、どっちがより効率的に暗記できるか」という研究テーマで発表している研究者がいた。

うんこな研究テーマだ。

どっちでもいいし、ぶっちゃけ前置詞すらどうでもいいと思う。

(もちろん、英語マスターとなるためには大事な要素だけど、前置詞を間違えてもたいてい英語は通じる)

今度はイタリア語あたりを習得して、スペイン語にどのような影響を及ぼすのか個人的に実験してみるのも面白いかもしれない。

(タンゴの先生のエルナンとフロールが来年からジェノバに住むらしいし、メキシコで知り合ったノエミもミラノに行くらしい・・・周りがイタリアづいているのでちょうどいいかもしれない)

言語習得は飽きることはない。