Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ああ、うつくしやカンクーン。

人が環境を作るという。 たしかにそれは当たっている。

メキシコ随一のリゾート地に来て、太陽をさんさんと浴びて、海風に吹かれると、どんどんと脳が溶けていく。

今日できる事は明日に引き延ばし、明日できる事は明後日に引き延ばし、そしていつのまにか何をやっていたかも忘れてしまう。

今まで南の人たちやラテンの人たちと仕事をすると色々と憤りを感じてきたが、なんだか気持ちがよく分かるようになった。

カンクーンの海

そうして、カンクーンへと行ってきた。 今、滞在しているプラヤ・デル・カルメンからわずか50キロの距離だ。行かねばならない。それはもうどうしても行かねばならないだろう。

そして、また脳がどんどんと溶けていくのをひしひしと感じる。

カンクーンの海

メキシコ人からは酷評されているカンクーンだが、海はとても綺麗だ。 プラヤ・デル・カルメンよりもトゥルムよりもカンクーンの海が一番綺麗だ。

この海を見るためだけにカンクーンへと行く価値はあると思う。 それぐらい海が綺麗だ。

2時間くらい海を見ながらぼーとして、次の日も海を見てぼーとして、プラヤ・デル・カルメンへと帰ってきた。

一泊だけネットで見つけた「ザ・ロイヤルアイランダー」というホテルに宿泊した。 (1人で泊まっても2人で泊まっても、一泊9000円くらいだ。日本のリゾート地に行くのがバカバカしくなる)

ずっとAirbnbで見つけたマンションの一室を借りているが、やはりたまにはホテルもいいと思う。 ほとんどアメリカ人の家族連れで、彼らとなんの接点もないが、まあでかいホテルだと何も気にならない。

プラヤ・デル・カルメンで知り合った人に「毎日、なにをしているの?」と訊かれると、「いや、働いているよ」と普通に答えたらまるで汚物を見るかのような目で見られた。たしかにこんな太陽がさんさんと輝き、海がどこまでも美しく、さらにナイトライフまで充実しているところで仕事をする馬鹿はいない。

ただこうも毎日太陽を浴びていると、仕事をする気にならないのも事実だ。仕事よりもビールだろうとは思う。素晴らしいところだ、本当に。何度言ってもセルゲイはバグを直さないし、グーグルアドワーズに金かけても一向にメキシコ人はオンライン英会話スクールに見向きもしないが、なんとかなるような気がしてきた。

メキシコシティは雨季に突入しているので、毎日雨だ。 それに較べてこのプラヤ・デル・カルメンおよびカンクーンはまさに天国だろう。

ザ ロイヤルアイランダー

これからゆっくりしたいときはここプラヤ・デル・カルメンおよびカンクーンに来ようと思う。 もちろん、季節にもよるが天気さえ良ければ本当に天国のような光景がいたるところに広がっている。

おそらく6月というオフシーズンに来たのが良かったのだろう。 どこ行っても人混みもなく、落ち着いたリゾート地という感じだ。

さすがに毎日こんな生活していても飽きるので今週の木曜日にはメキシコシティへと帰る予定だ。 (本来ならば一週間の滞在予定が、あまりに居心地よく、一週間ほど滞在を延長してしまった・・・・・なんならもう一週間くらいいたいくらいだ)

やはり百聞は一見にしかずだ。 カンクーンも意外と良かったし、これからも人の意見はほどほどに聞いておきながら、実際に見たもの体験したものだけを基準に考えていきたい。