現在、先生の雇用と平行して、先生たちをモニターするアドミン業務を行う人選も進めている。
仕事内容的には、毎時間ごとに先生がきちんとレッスンを実施しているか確認し、また先生からネット回線の都合などでレッスンが行えない場合は、代講の先生や振替レッスンチケットなどを発行する業務を行う。そして、生徒様たちにもその旨を連絡する非常に重要な業務だ。
(現在、シチリア島のカターニアにいます。次回は仕事の愚痴ではなく、シチリア島の素晴らしさについて語りたい!)
すでに2人雇っており、朝はスーザン、夜はキムというフィリピン人女性が業務を行っており、彼女たちはスーパースターだ。仕事ぶりが本当に素晴らしい。しかし、さすがに週7日勤務はさせられないので、基本的には3人体制で行っている。
そして、この彼女たちに代わり、毎週日曜日のシフトに入る人選に苦労している。過去に二人雇ったが、どちらも満足に仕事が行えず、結局辞めてもらった。(三ヶ月のあいだに二人も辞めてもらっている・・・・)
今日もそのための面接を行ったのだが、下記のような人たちが後を絶たない。
1.スカイプで面接するときに、ほぼ100%の人たちがビデオを使おうとしない。
これはもしかしたらフィリピンではそのような「常識」になっている可能性もあると思いスーザンに確認したが、「いや、スカイプで面接するときはビデオを使うのは当然」と返事が返ってきた。ちなみに彼女を面接したときはビデオを始めから使うのは当然として、バックグラウンドには布を用意しており、生活感が出ない工夫をしていた・・・・あんた、すごいよ。
だが彼女のような例は特例中の特例で、ビデオを最初からオンにする人はほぼ皆無なので、最近では事前にビデオを使って欲しいことを言うようにしている。(それでも何かと理由をつけてオンにしない人も結構いる・・・・恥ずかしがり屋か!)
スカイプで面接するメリットに、ビデオで相手を見て話すことが出来るということが挙げられる。だからこそ重要だ。相手の声だけで、採用の可否を決めるのは本当に難しい。
2.ヘッドセット壊れちゃったから、チャットでいい?
いいわけねえだろ、バカ。 っていうか面接前に確認しておけ!
チャット面接って何かの出会い系か何かか?
3.基本、面接の前日に連絡を取り、「明日の◯時でいいですか?」というアポをこちらから入れるのだが、当日になって時間を変更して欲しいと言ってくる人がいる。
いやー、昨日の今日ですよ。 昨日の時点でOKという返事だったのに、なぜ当日になって変更したがるのが意味不明。このようなことが頻繁に起こるので、だからこそ面接の日時は前日に決定するようにしている。(前日に決めても変更したがる人が多いが・・・・)
4.「この仕事をしているあいだに他の仕事をしていてもいいのか?」と質問してくる人。
訊くなよ、そんなこと。 確かに基本的には毎時間ごとに先生たちがきちんとオンラインになっているのかどうか確認する仕事だ。だから、何も問題なければ、何も仕事する必要はない。しかし、初対面の面接官に向かって、自分の評価がマイナスになるようなことを質問してくる時点でアウトだろう。
5.面接に10分遅れでやって来て、特に罪の意識を感じてない人。
驚き桃の木ですよ。 いや、これが普通の面接だったら、そこまで何も怒ることはない。フィリピンの交通事情は悪いので情状酌量する余地はあるのかもしれない。しかし、スカイプで面接するのに遅れてくるなと言いたい。
しかも、「いやー、ごめんごめん」というような態度で、特に何も悪いと思っていない人が多く、びびる。時間にルーズな国ではあるが、仕事の際はきちんとして欲しい。
最後に言いたいのは、これらすべて書類をじっかり見た上で検討した結果、面接を実施した際に起こることだ。送られてきたカバーレターもしっかり読み、彼らがした過去の仕事があればその評価についても、しっかり目を通す。
それでも、このような珍事件があとを絶たない。 大企業の人事部で働いているような人は、きっと動物園にでも働いているような気分なのだろうなと心底思う。
早くいい人が見つかることを心底願っている。