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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

世界を変えるたったひとつの方法:植松努氏の講演

ブエノスアイレスに住んでいた頃に知り合ったスウェーデン人が、少し馬鹿にしたように「アメリカ人は必ず NEXT BIG THING(ビックな成功)ばかり狙う」と言っていたことを思い出した。そして、続けて「彼らだけだよ、いつもそんなことばかり言っているのは」と言っていた。

植松さんの講演ビデオを見て、だから常にアメリカからイノベーションが生まれてくるのだろうなと思った。失敗を容認し、時には奨励することさえある社会からしか世界を変えるようなイノベーションは生まれてこない。

見に見えない常識や先入観に囚われることなく、「やりたいことをやる」ことはとても大事なことだ。それが例えロケット開発なんて、途方もないことでも。いい大学に行って、いい会社に入るというキャリアは今ではそれほど有効ではなくなった。

だからこそ、これからは各自がやりたいことを目指せる社会にして、言ってしまえば「馬鹿」を増やせばいい。

もちろん、ただの馬鹿ではなく、「子どもの頃の夢」を実現してしまうような大馬鹿者だ。人生一回きりだし、常に現在進行形なので、それが正しいかどうかなんて本当は誰にも分かりはしない。

分かりもしないのに、人はすぐに人の夢を否定をする。それがその相手にとっては、とても大事なものでもあるにも関わらず。

世界は驚くような速さで変わっているし、植松さんが言うように世界を変えることは本当はとても簡単なことなのかもしれない。人を否定せず各自が自分の人生に責任を負えば、世界は全く違った姿を見せてくれるのかもしれない。

10年後には、建設コスト1/10の建築システム、食費1/2、大学の授業料がゼロの社会を作っています。家のローンに人生を縛られず、学びにお金がかからず、食べ物を無駄にしない社会です。  植松努