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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

【衝撃の事実!】英語の発音はネイティブが一番悪い!

発音を構成する要素はいくつかある。 母音、子音、それに前舌母音、後舌母音など分けていくときりがない。

だが、単純に「英語で外国人とコミュニーケーションを取りたい」という場合、おもにアクセント、イントネーション、それに各語句を正しくはっきりとした発音で話すことを心がければいい。(日本人の場合はやはり「RとL」「SとTH」などの違いを理解して重点的に練習する必要がある)

発音とアクセントは切っても切り離せない関係にあり、相互依存しているので、どちらかを切り離して考えることは非常に難しい。一語一句をはっきりと発音すると、「日本人英語」と揶揄されるが、ようは英語なんて通じればいいので、個人的にはそれでOKだと思っている。

英語教育の専門家などは本田選手の英語に関して一家言あるだろうが、これくらい話せれば十分英語でコミュニーケーションが取れるし、彼の英語を聞いて「何を言っているのか分からない」という人は少ないのではないだろうか。

それに比べて、このイギリス人男性の英語は英語を母国語とするネイティブスピーカーが聞いても、よく分からないという人が多いと思う。後半部分になると、フランス訛りやロシア訛り、はたまた日本人英語などを繰り出してくるが、各国の英語の特長を非常によく捉えている。ただ前半部分は日本人がいう「ネイティブスピーカーの英語」ではあるが、とても分かりづらい。

世界各国50カ国近く渡り歩いて、色々な英語を聞いてきたが、やはり一番分かりづらいと思うのは、ネイティブスピーカーの英語だ。少し語弊があるかもしれないが、東北訛りの人が「自分は日本語ネイティブ」だと思って、日本語を話す外国人に対して地元の人たちと話すように話されると、まるで理解されないことと同じだ。 (もちろん、東北の人たちは気のいい人たちが多いので、外国人相手には気を使って話すだろうが、アイルランドスコットランドマンチェスターやアメリカ南部の人たちはそうだとは限らない)

外国人慣れしたネイティブスピーカーであれば、その国特有の発音や言い回しを使わないように気をつけて話すが、そうでない場合、同じネイティブスピーカー同士でも通じ合うことは非常に難しい。(スコットランド訛りの英語で話す主人公の映画が、アメリカでは字幕付きで流されるぐらい通じ合うことはない)

そして、これから非ネイティブと言われる人たちの英語が世界を席巻する。

だから「ネイティブスピーカーのような英語の発音」なんて目指さずに、「本田△」と思って100%正しい英語の発音よりは、通じる程度の発音でよしとして、英語以外の武器を磨いたほうがいい。

本田選手が尊敬されるのは、イタリアのACミランに所属して10番を背負う一流のサッカー選手で、なおかつそこそこの英語を話すということであり、彼からサッカーを取ると、「そこそこ英語が上手い人」というあまり尊敬されないカテゴリーの人になってしまう。

またこと語学に関して言うと、8割9割までは順調に伸びたとしても、それ以上である「95%から99%」を目指すと、とても労力がかかる。その同じ時間をかけるならば、もうひとつ、ふたつ新しい言語を身に付けたほうが戦略的には正しい。

http://jp.oneswordonline.com/online-spanish

スペイン語オンライン

とまあ、スペイン語なんて次に学ぶ言語としては最適ではないだろうか・・・・・ (ちなみにスペイン語は英語以上に多くの国々で話されているので、「ネイティブスピーカーの発音」なんて話題にもならない)

結局、何が言いたいのかいうと、「ネイティブのような発音」なんてものは千差万別であり、自分が気に入った発音・アクセントで話してそれで通じればいい。そして、英語を母国語としている人たちは大抵の場合、「英語しか話せない残念な人たち」なのだから、こちらがわざわざ英語を話してあげているいうことを弁えてもらって、彼らと話すときは若干上から目線で話すくらいでちょうどいいと思う。