Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

旅と生活と日常と・・・・

経験は人生を豊かにする。 それは本当だろう。

しかし、想像できることをおこなっても、経験を得ることはできない。 10代から色々と世界中を旅して回って、もう行きたい国も行き尽くしたが、それでもやはり旅を続けている。

ただ数日間や数週間の旅よりも現地に住んで何年か生活するような旅をしている。 だから、英語が通じないブエノスアイレスへと4年前赴き、そこで2年過ごし、さらにそこから2年弱メキシコシティで過ごした。

英語が通じない国に行きたかったのは、そのほうが「想像できない」ことを経験できる確率が格段に増えるからだ。 (すでに20代前半で英語をマスターし、散々ヨーロッパ、アジア、アメリカと旅したので知らない大陸に行きたいという願望もあった)

いまでは自分にとって新しい言語であるスペイン語も身につけたし、さらにリズム感なんて全くなかった自分がタンゴを踊るようになった。それこそ、想像さえしていなかったことだ。

日常生活で「想像さえできないこと」を行うことはとても難しい。 だから、人は旅に出たり、非日常的なことを行うことによって、それを経験しようとする。

この4年間で旅をすることが日常となってしまったので、旅から何か刺激を受けることがとても難しくなってしまった。今度は逆に旅をすることなく、この日々の日常生活で「想像出来ないこと」を経験したいと思うようになっている。

それはたぶん仕事をする範囲を変えたり、今までのやり方を変えたり、あるいは新しい事業をスタートしたり、つまるところそういうことかもしれない。プライベートで言えば、子供を作ったり、家族ともっと一緒に過ごしたり、ごく普遍的に行われていることが自分にとっては新しい。

人は日常生活に起こる様々なことを軽視しがちだ。 ご飯を食べたり、好きな人と手をつないだり、友達とつまらないことを語り合ったり。でも、きっとそういう中に「想像できないこと」が隠され、これから生きていく上のヒントがあるのかもしれない。

つまるところ、「本当に大切なことは、目に見えない」もので、それを探しに世界中旅する必要もないわけだ。