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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

人生のピークについて冬のブエノスアイレスで考える

30歳を過ぎた頃に、横浜のとある占い師に一度占ってもらったことがある。 べつに占いなんて特に信じているわけでもなく、たまたま占ってもらっただけだ。

それでも、「あんたは大器晩成で、ものすごく波乱万丈な人生を送ることになる」と言われたことが記憶に残っている。まさか、そのあと起業して、ブエノスアイレスに移り住み、スペイン語を習得して、さらにメキシコへと渡ることなんて想像していなかったから、ある意味当たってはいる。

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その占い師の方は何度も自分の手相を見て、「あんたは本当に波乱万丈な人生を送ることになる」と何度も念押していたのが印象的だった。

人の人生のピークは様々だが、一般的には30代、40代が働き盛りと言われている。 もちろん、それと人生のピークが一致するとは限らない。人によっては青春時代が一番だという人もいるだろうし、どんなときでも今が一番というのもありだと思う。

ただ人生のピークは急に訪れるものではなく、ひとつひとつ築き上げてきたものが、機が熟して、結果を得るということにほかならない。自分は果たしてそのときを迎えるために、きっちりと何かを日々築き上げているのかどうか最近、自問している。

今の自分にはとうてい満足していないし、それに自分の人生をよりよくさせたいのであれば、けっして今の自分に満足してはいけない。多くのことで後悔はしているが、立ち止まっていても仕方がない。

チャンスは前に進むことでしか得られないし、常に自分の能力以上の負荷をかけ続けないと、人は成長はしない。失敗する可能性があることに挑戦し続けることで得られることは驚くほど多い。

世の中には多くの悪意が潜んでいるが、人は人の好意によって生かされ、成長させられる。当たり前のことのようだが、最近それを強く意識するようになった。だからこそ、自分自身も常に人に好意をしめして、かれらの成長の手助けができればと思っている。