Keep My Word

19歳から旅を始めて、スコットランドで英語を学び、アルゼンチンでスペイン語とタンゴを学び、メキシコではサルサをかじり、オンライン英会話/スペイン語スクールを運営している男のブログです。海外滞在歴10年、50カ国ほどぶらぶらしました。

外国人とコミュニケーションを取る最適な方法とは?

外国語を学習する動機はそれぞれ色々とあると思うが、最終的には「外国人とコミュニケーションを取るため」という目的に集約されるのではないだろうか?

1. 「外国人とコミュニケーションを取るため」とはどういうことか?

これは逆説的に言うと、お互いけっして理解することはないかもしれないが、共通の言語を話すことによって、その無理解を少しでも解消する行為ということに尽きる。

長年、外国人と付き合ってきたが、やはり最終的には文化の違いが原因で大きな失敗や、こちらが思ってもいなかった誤解を受けることが多々ある。これはもちろん、外国人とだけではないが、日本人同士ではけっしてありえないことも外国人相手だとしばしば起こる。

だからこそ、最初から相互に横たわる「無理解」を理解しておくことが必要だ。 われわれはけっして完璧には分かり合うことはない。とくに経済格差がある国同士の人間であるならば、なおさらだ。

多くの外国語学習者は最初はゼロからスタートして、言葉を覚えるごとに、どんどんと理解が深まって100点に近づいていくイメージを描いていると思う。

でも、真実は逆だ。

最初は100点からスタートだ。 言葉がまったく通じないから、無理解100点満点だ。 それから、相互の無理解を言葉を覚えることによって減らして、その点数を少なくしていく作業が外国語学習だと思う。そして、言葉を覚えることによって80点減らして、残り20点くらいまではいくかもしれない。

しかし、そのあとの20点は外国語学習によって、けっして越えることができない壁だ。

その人との相性や友情、愛情など色々な複合的な要素によって、少しづつではあるがゼロ点近くまで近づけるかもしれない。だが、けっしてゼロになることはないだろう。

より少ない外国語学習(英語やスペイン語、はたまた中国語学習など)によって、そこに到達できる人たちは、とてもコミュニケーション能力が高い人たちだ。彼らは言葉によってコミュニケーションできる限界をよく知っているので、それ以外のことでコミュニケーションを取る努力をする。そういう人たちは周りにたくさんいたので、羨ましいと思ったものだ。

クリスティーンという人 (このときの彼と結局結婚して、すでに子供もいるという・・・月日が経つのは早いものだ)

だから、「外国語を学習して言葉を覚えることだけががすべて」だと最初から思い込むのは危険だ。 そういう垣根をやすやすと乗り越えていくのが、コミュニケーションの達人だ。だが、我々のように普通の人々は粛々と英単語のひとつでも覚えていったほうが、外国人とコミュニケーションを取れる可能性は高まるだろう。

  1. 文化、性別の壁を乗り越えるには?

敵を知ることだ。 まずは相手の国、それに相手自身のことに興味を持って、根掘り葉掘り聞くことがとても大切だ。

みんな自分のことを話すのは大好きだが、人の話を聞こうとしない人が非常に多い。 正直、自分は訊かれない限り自分のことは一切語らない。なるべく相手がどういう人なのか聞きだすようにしている。それから自分のことを聞かれたら答えるようにしているが、最小限にとどめている。

  1. 受容

そして、最終的には受容だ。 起きたことはしょうがないし、最初からお互いに理解できないことを前提として付き合っていたのだから、なにがあっても受け入れる必要がある。

ただそれでも、やはり外国人とともに生活することは多くのことをもたらしてくれるし、驚きや発見もたくさんある。そして、多くの言語を知ることによって、多くの知見と経験をもたらしてくれる。

これほど費用対効果が高い自己投資はほかにない。

英語やスペイン語、中国語やフランス語など多くの言語が世界に存在するが、どの言語を学習するのも最終的には「外国人とコミュニケーションを成立させる」ためだ。

英単語ひとつ覚えるのにも、その単語の歴史、用法、会話での使い方などまで広げていけば、きっとより深いコミュニケーションが成立すると思う。そのような外国語学習者のために、今後もオンラインスクールを運営していければと願っている。