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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

日本とラテンと危機感について

日本に帰国してから2週間が経った。 来週は関西へ行き、再来週は中国へ行き、それからフィリピンへと行く予定だ。

LCCのおかげでアジア間の旅は格安となったので、下手すると関西行くよりもアジアの他の国に行く方が安上がりだ。

日本にいるあいだは、千葉の田舎にいるのだが、非常に快適な生活だ。東京までは一時間以内で行けるし、家賃は激安だし、物価も安い。考えてみると、東京に住む必然性がすでにないので、もっと田舎で生活することも可能ではある。

友達が愛媛の大三島に住んでいるが、家賃1万円という・・・・・ある意味ただ同然の値段だ。

テニス仲間のフィリピン人からは「日本の土地の値段って上がるの?マンション買おうと思っているのだけど」と訊かれたが、「上がる!」と言っておいた。もちろん、人口が減っているのだから、全般的には下がるだろうが、都心部やインフラが揃った地方はそれほど値段が下がるとは思えない。

イギリス、メキシコ、アルゼンチンと色々と住み歩いてるが、やはり日本の住み心地は半端ない。このあいだ会ったバルセロナ出身のスペイン人の知人も「マジ、日本すげえ!絶対ここに住む!」と東京で就職活動を始めたくらいだから、外個人にとっても住み心地がいいのだろう。

政府がきちんとした移民政策を進めれば、外国人が日本の土地を買いあさると思う。 世界各国で中国人は「中華街」を作っているが、そのうち日本の地方にも多くの中華街ができるかもしれない・・・・・治安が心配だが、下手な町おこしよりもよほど実のある政策だとは思う。

そういえば、以前知り合った中国人が「日本にいるとバカになる。なにもかもスムーズにことが進むから・・・たまに中国に帰って自分を鍛えないとほんとバカになる」と言っていたが同感だ。

たまに陽気なラテンな国に行って、日常生活に危機感を持ち込まないと、バカになるかもしれない。そんなことをぼんやりと考えながらあまりにおいしい日本での食事を満喫しすぎて、増えつつ体重を気にしながら生活する日々である。