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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

第2回インド施術キャンプ:最終日 デスリ村にて

最終日はジョドプルからバスで片道3時間かけて、デスリ村まで行った。実はこのインド施術キャンプを通じて、マイルールを決めていた。それはとにかく5分以内で治して、なるべく多くの方々にCS60の施術を行うというものだ。

 

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結果、毎日40名ぐらいの施術はした。だいたい1日4、5時間の施術時間だったので、自分に課したノルマは果たしていたと思う。それだけ施術をすると、やはりインド人の傾向のようなものが見えてくる。

 

一言で言うと、「日本人よりインド人の方が治りが早い。」ということだ。これは自分だけの個人的な感想ではなく、今回の施術メンバー全員にある程度共通していた所感だと思う。

 

その大きな要因のひとつに痛みに対してのアプローチが違うのかもしれない。

 

彼らの一般的な観念は、「痛かろうが何だろうが治るのであれば、それでいい」というものだ。変な猜疑心などは全くなく、素直にベッドに上がり、隙あれば順番抜かしをしてでも施術を受ける。

 

無料の施術だが、それでも相当な痛みを伴うので、同じ条件で日本人が受けてもこれほどの食いつきの良さがあるとは思えない。

 

彼らはCS60による痛みに怯むどころか、隙あればもっと施術を受けたいという気持ちを全身で表現するし、特に厚かましい人は知らぬ顔して何度も受けようとする。実際、このデスリ村までジョドプルで受けた人たちがまた施術に来ていたくらいだ。

 

あらゆる治癒は自己治癒能力による。

それは西洋医学東洋医学代替医療も量子医療も変わりないと思う。どんなに高価な薬を使っても、どんな最先端の技術を使って手術しても、本人に治りたい意思がなければ治らない。

 

何も日本人がインド人よりも病気に対してネガティブだったり、治る意思が弱いと言っているわけではない。ただインドのその環境はより過酷であり、五体満足で健康でいることが生存確率にもっと直接的に影響する。

 

そして、不幸なことに体の悪い人はインドの方が断然多い。

日本人はより恵まれている環境に育ち、健康保険によってある程度の医療の担保はできている。それがインドに決定的に欠けているので、「このチャンスを逃したら治らない」という危機感が彼らの自己治癒能力を最大限に高めてくれたのかもしれない。

 

今回のインドの旅を通して、とてもつもなく大きな可能性をCS60に感じた。

そして日本でもインドでも、それに世界中でどんどんCS60が普及していく姿をイメージできるようになった。それは自分にとって大きな収穫だった。

 

そして、CS60の施術者として今後自分が気をつけていきたいのは、我々はあくまで「治させていただいている」ということであり、その治癒の現場に居合わせることができるのはとても幸福なことだ。

 

治りたい人は治る」、そのシンプルな事実を肝に命じて、これからもCS60の施術の最前線に立ち続けたい。