Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

大晦日の抱負

今年も今日が最後になった。

CS60を通じて多くの出会いがあり、とても印象に残る一年となった。

 

ほんの数時間前、今年、脳出血で倒れて「一生、寝たきり」とお医者様に言われた方から連絡があった。その方は「絶対に治す」という固い信念の元、毎日リハビリに励み、倒れた三ヶ月後にはなんとか歩けるまでは回復された。

 

医者から驚異的な回復と驚嘆されたとのことだ。これだけでも本当にすごいことだと思う。

 

目黒に初めてお越しいただいたのは今年の夏からだが、初めてお越しいただいたときはびっこを引いており見るからに辛そうだった。初めての施術の時は少し頭にCS60を当てただけで叫び声を上げられたので、すぐに催眠に切り替えて施術を行った。

 

左半身の痺れがひどいとのことで、最初の頃は痺れている箇所を中心に施術を行ったが、「これは脳のエラー」ではないかと推測した。理由は左半身も右半身もそれほど筋肉の硬さには違いがなかったからだ。右脳からの出血だったので、左半身の痺れがひどかったが、最近はひたすら右脳を中心に施術を行った。

 

頂いたそのメールには脳出血で倒れて初めてのリハビリの時、理学療法士に抱えられながらよちよち歩く姿と、数日前に全力疾走でランニングしているビデオが添付されていた。

 

ただ、これはCS60、自分の施術者としての能力よりもご本人の強い意志と決意が為せる技だと思う。

 

治癒へのプロセスに置いて何よりも重要なのは、ご本人の気持ちだと思う。どんな素晴らしい治療手段、どんなに素晴らしい施術者でも、ご本人の「治らない、治せない」という固い意志の元には無力だ。

 

こう言ってしまうと言い訳みたいに聞こえてしまうし、自分自身の施術者としての決意がまだ足りていないのかもしれない。特にこの方のような絶望的な逆境のなかから這い上がって来た方を実際に目にすると、自分もまだまだだと痛感する。

 

お客様から学ぶことは本当に多い。

 

来年からは今年よりもさらにパワーアップして、もっと強い決意のもと、このお客様に負けないくらいの決意を持って施術をおこなっていきたい。