くそ忙しい年末にぎっくり腰になった。
そして、そんな日にロンドン時代の友人のゴウくんが我が家にやってきた。
僕の腰は人類の進化過程に例えると、猿人なみの曲がり方をしており、かといって六年ぶりに日本に帰ってきたゴウくんを歓待しないわけにはいかない。
大体ぎっくり腰というネーミングはふざけている。
まるで痛みが伝わらない。
骨髄性うんたらかんたらというネーミングだったら、この激痛を少しは万人と分かち合えると思う。
モロッコ出発まで一週間ということもあり、予断は許さない状況ながら僕の腰は日に日に良くなり、ゴウくんが大阪へと出発する日にはクロマニョン人ぐらいには回復した。
ゴウくんが滞在した四日間の酒量はハンパなものではなかったが、二年に一度の頻度でしか会わないのでそれもそれで仕方がない。
しかし、ぎっくり腰の痛みは如何ともしがたかった。
腰の痛みが消え去るともに、僕は新しい年を迎え、そして無事モロッコへ旅立つことが出来た。
さらば2005年!!