Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

メタルマクベス

メタルマクベスというミュージカルを見た。
劇団☆新感線は噂ではよく耳にしたが、実際見るのは初めてだった。
http://www.vi-shinkansen.co.jp/

脚本はクドカンだけあり、凝りに凝っていて、なおかつ面白い。
シェイクスピアを心から敬愛するイギリスの人々が見たら、激怒するかもしれないが、マクベスという古風な演劇を現代風に解釈したら、あながち間違った解釈とはいえない。

それに役者がとても輝いて見えた舞台だった。
なかなかそういう舞台は少ない。
特に松たか子さんは完全になにかを吹っ切ったのか、素晴らしい演技を披露している。

演技力など細かいことはよく分からないが、存在感というもの関しては分かる気がする。
人物写真を撮るとき、一番重要だなと思うのがその存在感だからだ。
大勢の人がいるなかで、その人だけが一段と輝いて見えることは、それはすでに才能と言える。

演劇の醍醐味はそのライブ感だ。
以前は、映画にしか興味がなかったが、演劇のライブ感を味わうと、けっこうはまる。

来月は、以前レプリークという雑誌で撮影させていただいたご縁で、舞台を見に行ってすっかり大ファンとなった宇宙レコードの公演がある。
待ち遠しい限りだ。