Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

再会

今日は撮影でとある都内のスタジオに行って来た。
そこでコマーシャルフォトという業界向けの雑誌の特集に、以前お世話になっていたレスリー・キーというファッションフォトグラファーが取り上げられていた。

彼には10年ほど前にアシスタントとしてけっこうお世話になり、ロンドンから帰国したばかりの僕に色々と教えてくれた恩人だ。

「レスリーかー、懐かしいな」と思いながら雑誌をぱらぱら見ていると、後ろから「ユウキ!」と声をかけられ、振り向くと当のレスリー・キーが立っていた。

こんな偶然もあるものかと驚いたが、40歳になるレスリーは増々精力的に活動しており、今度は1000人を撮り下ろすチャリティー写真集を出すので、ぜひ僕を撮らして欲しいと誘われた。

彼の最初の写真集にはアシスタントとして小さく僕の名前がクレジットされているので、次の写真集に自分自身が掲載されるのも感慨深いが、彼のことだからどうなることやらと思っている。(そのわりにはヒゲをもっとはやしたほうがかっこいいなど好き放題なことを言われたけど)

それにしても100人なら想像できるが、1000人もの有名人(ミュージシャン、タレント、知識人、写真家、モデルなど)を撮るバイタリティはすごい。

聞くところによるとすでに900人以上撮り終えているとのことだ。

あのペースで写真を撮り続けていると、今度のプロジェクトは「世界の1万人」とでも題して、世界中で写真を撮りそうだ。

レスリーの写真集のタイトルは「Super Tokyo」らしいが、自分が似たようなプロジェクトをやるとするならば、スターバックスで働いている女の子、Big Issueを売るホームレス、通勤中のサラリーマンなど東京の市井の人々のポートレートを撮るだろうなと思う。

彼に比べると圧倒的に撮っている写真の量が違うので、今後はそういった活動ももっとやっていかねばと、インスパイアされた日だった。