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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

効果的な英語学習方法

下記ブログで日本の中高の英語教育のダメさ加減が指摘されていた。

http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/ecbe8017fab3dbfbfbdbde32be846c2e

非常にもっとも意見だが、もう単純に方法論ではどうしようもないところまで来ており、システム全体を根本的に変更しないといつまで経っても日本人の英語力は向上しないのではと思っている。

個人的に優秀な大学教授や中学校の先生方を知っているが、彼らの努力だけではどうにもならない。中国のように国策として、「英語教育」をどうするか真剣に論じるべきなのだが、その気配すらないのが問題なのだ。

先週、LET関西支部中学高校授業研究部会のセミナーに出席してきたのだが、そこで京都外国語大学の鈴木寿一先生が「生徒の英語力を伸ばすには」下記のことが必要だと説いていらっしゃった。

1. 多様な反復練習により、学習した語彙や文法を内在化する。

2. 言語処理能力を伸ばす。

そのためには下記のことが必要。

A. 単語・構文の認知速度を上げる。
B. 語彙の意味情報、チャンク間の意味分析し、総合化する速度を上げる。


3. 学習したことを使って、理解したり、発表したりする機会を与える。

その方法として、様々な音読学習の方法を紹介されていた。
ただし、まず前提となっているのが1クラス40名を想定した上での「いかに英語を効果的に教えるか」ということだ。本来ならば1クラス40名という制限を取り払った上で、効果的な英語教授法を論じるべきだが、現場の先生方にはその自由はない。

日本のように極端にアウトプットする機会が少ないと音読という学習方法は非常に有効なアウトプットの方法だが、今では格安オンライン英会話が台頭してきており、音読するよりは生の会話のほうがより望ましいので、彼ら相手に英語学習するのはとても効果的だ。

鈴木先生が上げられた1(インプット)以外のことは、マンツーマンのオンライン英会話で向上していくことが出来る。学校だけで英語教育を論じるのではなく、今後は積極的に民間の会社のサービスを含めて、「より効果的な英語学習とは」という議論をしていくべきではないだろうか。

高いお金を払ってALT(Assistant Language Teacher:ネイティブの先生)を雇うよりは、生徒一人一人にパソコンを貸与して、マンツーマンのオンライン英会話を実施したほうがはるかに生徒のモチベーションアップに繋がり、英語力を向上出来るのではと思っている。

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