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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

より良い英語学習方法を求めて:マイポートフォリオの活用

人間誰でも楽をしたい。なるべく自分に負荷をかけることなく、何事かを成したいと思う生き物だ。英語学習にも同じことが言える。しかし、残念ながらコミュケーションが成立させられるくらいの英語を話せるようになるには、膨大な時間がかかることも事実だ。

英語の習得には何時間かかるの?

上記の記事によると、日本人が英語を習得する場合は3000時間以上かかるとある。中学、高校、大学での勉強時間を1000時間と計算すると、あと2000時間かかる計算になる。

毎日1時間勉強して、たった2000日!

って、無理ですよね。では、ここはひとつ頑張って毎日2時間勉強することにすれば、その半分の1000日かかるということになる。それでもやはり普通の社会人が毎日英語を勉強するためには、2時間もの時間を割くことはあまり現実的ではないかもしれない。

そしてこの2000時間という数字は、1日6時間、週5日間連続で学習を続けた場合の数字である。細切れの時間を確保するしかない社会人は、学習の精度を相当高めないと2000時間という学習時間で英語をマスターすることはできない。

こうなってくると、これだけの時間を費やす前に、英語習得の目的を明確化することと自分自身に合った学習計画を立てる必要がある。特攻隊のように何も考えず奇跡を信じて、闇雲に英語学習をしていても、一向に成果は上がらない。

それを啓蒙する意味でワンズワードオンラインでは、マイポートフォリオという機能を付けた。

Myportfolio_2 上記にように「今週の目標」「学習履歴」「自己評価グリッド」の三つの機能から成っている。「今週の目標」は文字通り、毎週目標を設定してもらい、その達成度を0%から100%で自己評価をしてもらう。そして、過去に立てた目標はすべて「学習履歴」に保存されるので、自分がどのような学習計画を立て、それをどの程度達成してきたか一目瞭然に分かるようになっている。

Cefr そして、自身の学習の進捗具合が計れるようにCEFRを使った「自己評価グリッド」が盛り込まれている。ここで自己評価してもらった結果はすべて先生用ページに反映され、その生徒様の英語力が先生にも分かる仕掛けになっている。

Cefrskill 昨日、先生たちにマイポートフォリオの機能を一つ一つ説明し、なるべくこの機能を使ってきちんとした学習計画を立ててもらいながら、継続した英語学習が可能となるように生徒様をサポートして欲しいとお願いした。

2000時間という時間はひとつの目安であり、その質を高めれば1000時間になるかもしれないし、だらだらと無計画に学習したら3000時間かかっても、一向に英語が話せないままという可能性もある。

ここでもやはり「最小限の努力で最大限の成果」を上げるために、自分にとって最適な学習計画を立てる必要がある。自分自身の貴重な時間を投資するまえに、そのロードマップとなるような計画を立てれば、英語学習を続ける際に道に迷った時も、それが励みになるだろう。

マイポートフォリオは非常にシンプルな機能しか有していないが、継続した学習を行うためにはどれも必須のものだ。言語習得に欠かせない要素として、学習方略というものがある。

学習方略とは、目標(英語習得)を達成するために必要な学習方法の種類と順序性を具体的に立案し、必要な資源(人、物、予算、場所、時間など).を選択し、準備すること、方法を練るということだ。

自分自身にかけた負荷に対して、あまりにも成果が上がっていないようであれば、その方法に問題がある。より良い方法を考案するためには、自分の学習方法に対して自覚的である必要がある。そして、その能力に関しても正しく認識する必要ある。苦手な分野、改善すべき点などをより深く認識すれば、最適な学習方法を選択できる。

マイポートフォリオがそのきっかけになればいいと願っている。

(何度も紹介してすみません。でも、そのタイトル通り、より良い学習方法を見つけるには、とてもためになる本です)

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