Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

より良い世界を求めて:フィリピンで思ったこと。

今日は朝の八時半から、フィリピンのNGO団体「REAL LIFE FOUNDATION」のFEEDING PROGRAM(給食プログラム)にボランティアとして参加してきた。予想に反して、このプログラムはとても楽しく、心底彼らに協力したいと思った。今後はより関係性を深めて、もっと多くのお金を寄付していきたいと思っている。

(このプログラムに関しては、後日詳細にアップします。本当に素晴らしいプログラムです)

そのあとは一緒に参加したBEEJAY先生が、フィリピン市内を案内してくれた。彼女と丸一日一緒に過ごして、色々と話したが、面白いなと思ったのが起業に関する話だ。

世の中には何かしらやりたいことがあって、常にそのことを考えている人は多いが、実際にそれを実行に移すのは少数だという話をした。彼女いわく、「やりたければ、実際にやってみればいいのに」とのことだったが、僕は「結局は彼らは自分の確たるビジョンがないから、やりたくてもできない」という話をした。

思い起こせば、約一年前にフィリピンに来て、彼女ら三姉妹に僕のアイディアを話して聞かせて、かなりの長い時間僕たちのオンライン英会話スクール開校について話し合った。でも、僕以外の誰もがそれが本当に実現可能だとは心底信じていなかった。「先生たちに最高の労働環境を用意し、数あるオンライン英会話スクールよりも割高だが最高にクオリティの高いレッスンを提供し、さらにはフィリピンの経済的に恵まれない学生をサポートする」という夢物語を描いていたわけだからだ。

その夢物語を彼らに聞かせた一年後、僕たちは130名もの生徒様を擁するオンライン英会話スクールに成長し、実際に3人のフィリピン人の高校生をサポートし、合計14万円以上ものお金をREAL LIFEに寄付している。

でも、僕は何一つ満足していない。

なぜならば、僕のビジョンはもっと壮大だからだ。僕はもっと多くのことを期待している。一年前の僕には何もなかったが、ビジョンだけはあった。そして、そのビジョンは今でも変わらない。

僕は常に「より良い世界」を求めている。そして、それを実現させて、みんなと共有したい。だからこその先生たちにとっての最高の労働環境であり、生徒様にとっては最高の学習環境であり、経済的に恵まれないフィリピン人にとっては教育を受けるチャンスの創出である。

僕にとっての世界は最高に居心地がいい場所であり、楽しむべき場所である。そして、それを押し付けがましくも他の人々とも共有したい。

そして、僕はその価値観を人々に今後も押し付けていくつもりだ。彼らが今以上に自分たちの人生に期待できるように。無理やりでも押し付けていく。