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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

言葉のいらないコミュケーション:4歳児による日本語発音講座

JOY先生とうちの家族でジブリ美術館、そのあと二子玉川の大志満という日本料理屋で懐石料理を堪能した。ただこの日の主役はなんといっても、4歳になる姪だった。

(ワンズワードでは鬼軍曹と言われているJOY先生も4歳児にかかれば「日本語も話せないちょっとアレな人」です。何度も「もっとちゃんと話して」と英語しか話せないJOY先生に説教していました)

Miu_joy

(JOY先生の隣に座ると言って、さらにデザートを「一緒に食べようね」と彼女に話しかけていました。言葉の壁なんて、4歳児にとってみれば脆いものです。作家の開高健も世界各地を旅しながら、子供に話しかけてその地の言語を習得していたとのことです・・・・・・言葉が違ってもコミュケーションは成立するものですね)

4歳児にとってみれば、外国人や外国語なんてものは取るに足らない違いであり、大事なことは自分ときちんとコミュケーションを取ってくれる人かどうかということなのだろう。

外国語を話せてもコミュケーションを取れない人はいくらでもいる。

母国語でもコミュケーションをきちんと取ることは難しいので、外国語であればなおさらだろう。

英語さえ習得すれば、外国人とコミュケーションが成立すると勘違いしている人も多いが、実際はそうではない。極論すれば、コミュケーションさえ取れれば英語を話す必要すらない。恐るべし、4歳児!

そういえば、うちの父親も新婚旅行でハワイに行ったときに「バス停、どこですか?」と普通に日本語で金髪の白人に訊いていたという。ほかには日本語は通じないが、関西弁は世界で通じると豪語している大阪人も知っている。

日本人(大阪人除く)はとかく自分の英語とほかの人の英語を比べる傾向は強いが、世界を見渡せばそんなことに頓着している人たちは稀だ。スペイン人、フランス人、イタリア人などはブロークンでもお構いなしに英語でコミュケーションを取っている。彼らに取ってみれば、自分たちの訛りの強い英語を理解できないのは彼らのせいではなく、受けて側の責任なのだ。

うちの姪も今の感覚を大事にして、そのまますくすくと成長して、国際感覚豊かな人間に育って欲しい。