Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

未来は「未来の自分」に任せるということ。

先週、土曜日に行った「会社に頼らない生き方とは:グローバル時代を生き抜くために」というセミナーは無事終り、ほっと一息ついている。セミナーが終わったあとの質疑応答で、少し気になる指摘があった。

「ワンズワードの今ある成功は、運営者自身がお金儲けに興味がないというスタンスであり、それはほかの人が真似できないことだからだ」という指摘である。

おそらく、多くの人が勘違いしていると思うが、これは「お金には興味あるが、お金儲けには興味がない」ということだ。お金自体に興味がなければ、ソローが「森の生活」で書いたような自給自足の生活でもしている。

お金儲け、利益追求に走ってしまうと、どうしても人件費を削るということになり、うちの一番の売りである「優秀な先生の確保」が非常に難しくなる。もちろん、値上げしてその分を確保するという手もあるが、今の厳しいオンライン英会話スクールの価格競争のなかで生き残るのは、今ある価格を据え置かなければ無理だろう。

それにそもそもお金儲けに邁進するならば、オンライン英会話スクールの運営などという七面倒くさいことをやっていない。人を扱うサービス業なんて、手間暇かかるだけで、効率が悪い。

自分自身が持っているノウハウが最大限に活かせる仕事なので、やっているだけである。それに日本の英語教育産業自体に色々どうかと思う点が多々があり、自分ならもっとうまく出来るのでは思い、立ち上げた経緯がある。

そして「今後の目標」についても訊かれたが、「今が楽しければいいのでは」という身も蓋もない内容のことを言ってしまった。(補足すると、今フィリピンで中心的な存在として頑張っている三姉妹が成長していけば、ワンズワードも成長していけるので、彼らの成長が個人的に最も興味のあること答えた・・・・・あ、なんかちっさいな、オレ。今度から嘘でもいいから孫さんみたいに「日本を変えたい」などと言っておこうか・・・・でも、それも馬鹿っぽい気がする。孫さんぐらいのレベルの人だから説得力があるだけだし)

今後どう発展するかどうかより、いかに今優秀な先生を確保するかのほうが個人的な関心度は高い。優秀な先生を雇用しない限り、生徒数も増えないことは自明の理だからだ。結果、今何が出来るかだけを考えればいいのではと思う。先のことは「未来の自分」が解決してくれるだろう。