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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

子供でも分かるように物事を説明する難易度の高さについて

感覚的に物事を理解する人間は、物事を論理的に説明するのは、本当に苦手なんだなとつくづく思った。

なぜそのようなことを思ったのかというと、明日、神戸・流通科学大学で開かれる「ソーシャルメディア、先進メディアは外国語教育、そして私たちの社会をどう変えるのか?」というシンポジウムで行うプレゼンの準備をしていたからだ。

このシンポジウムでパネリストの一人として、「ソーシャルメディア時代の新しい働き方」というタイトルで発表させていただくのだが、当然自分がよく知っている分野についての発表なので、多くのことは感覚的に理解している。

そうなると、いざそれを説明しようとすると、どうにも説明が足りず、多くの人が理解できない自体を引き起こしてしまうことにようやく気付いた。(気付くのが相当遅いです・・・・でも、今さらながら気付いただけでもヨシとします)

例えば、子供の頃から慣れ親しんでいる「おこめ」について説明しろといきなり言われても、なにをどこから説明すればいいのか分からないはずだ。前提となる知識は一体どこからどこまでなのか、よくよく考えてみると分からない。

今までは、自分が感覚的に理解していることは、相手も理解しているという前提に立っていたが、それが間違いだった。

今、テレビに出まくっている池上彰さんは「子供でも分かるように自分が説明することを想像しながら本を読む」と言っていた。だから、あんなに分かりやすい説明が何に対しても出来るのだろう。

より難しいことをさらにより難しく説明することが頭がいい人間がすることだと勘違いしている人が多いが、そんなことは実は猿でも出来る。難しいことを子供でも理解できるように説明することが出来る人が、本当に頭のいい人なのだろう・・・・・・先は長いぜ!