Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

海外でのクリスマス

ご存知かと思いますが、海外、特にヨーロッパではクリスマスは家族と過ごす日である。自分が留学していたイギリスもそれは顕著であり、クリスマスを一人で過ごすと言うと、「なんて気の毒な!」と心配されてしまうくらい家族と過ごすのが大事な日だ。

2,3年前にもロンドンでクリスマスを過ごしたが、地下鉄は全面的に運転を停止しているし、人通りも少なく、クリスマスなんてロンドンで過ごすものではないなと痛感した。24日25日は街は完全に死んでおり、食料すら満足に確保できない。街が活気を取り戻すのは、ボクシングデーである26日を過ぎた頃からである。

クリスマスギフトの箱を開ける日であることから、ボクシングデーと名付けられたそうだが、こちらからしてみれば、とっとと営業が再開して欲しいので、はた迷惑な日だったとしか記憶していない。

クリスマス時期にロンドンに留まっているのは留学生や外国人のみで、街は本当にある種異様な雰囲気になる。現地に友だちがいればいいが、旅行者などはやることもなく手持ち無沙汰になってしまうだろう。

このようなことを考えると、クリスマスは「恋人と過ごす日」と認識されている日本は、平和な国だなと思う。いつからそうなったのか知らないし、知りたいとも思わないが、スーパーや地下鉄が営業停止するイギリスに比べれば、よほど過ごしやすい。

来年の今頃は何をしているのやらと思いつつ、今年のクリスマスも過ぎ去っていった。