Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ワンズワードオンラインという1つの船について

Boracay01

今はボラカイ島に来ている。

フィリピン人が口を揃えて、「フィリピンで最高の場所」というところだ。マニラからボラカイ島へ来るには、カティクランまで飛行機で飛び、そこからトライサイクルというオートバイサイドカーを付けたような乗り物に乗り、そこからまた船で15分という道のりだ。

ホテルに着いたら、早速ご飯を食べようということになり、三姉妹が「好きな魚介類を選んで調理してもらうところがある」と言われ、行ってみた。

Boracay02

三姉妹が選んでくれた蟹やエビのほかには上記のような色々な魚も売っていて、調理方法を指定して調理してもらうことが出来ると言われたが、そもそも何の魚も分からず、オーダーはすべて三姉妹にお任せした。

Boracay04

料理もおいしく、海も綺麗でとてもいいところだ。だが、難点はやたらと観光客が多いということだ。ピークは3月から4月というので、これ以上の人ごみのところではゆっくり過ごすことなど不可能だろう。

Boracay03

フィリピン人がリゾートに求めるものと、自分がリゾートに求めるものは違うのだなと思った。今まで数多くのリゾートへ赴いたが、一番印象に残っているのは19歳のときにユーラシア大陸を横断して辿り着いたイタリア・ナポリ近くのイスキア島かもしれない。

本当は有名なカプリ島に泊まりたかったのだが、どこも満室で仕方がなく近くのイスキア島へと行った。そこで三食付きのリゾートホテルを見つけて、「まだ学生だから、まけろ!」とインド人も真っ青の値段交渉を行い、なぜか1泊6000円で泊まれた。あまりの居心地の良さに1週間くらい滞在した記憶がある。

そもそも「ナポリを見てから死ね」というイタリアのことわざを信じて、日本から一路はるばる陸路でナポリを目指したのだが、道中であまりに色々なことが起きすぎて、すっかり疲れてイスキア島で休みたかったというのがリゾートホテルに泊まった理由だ。

(それまでは安宿で済ませていたので、そのギャップにすっかりやられてしまったのかもしれない)

その頃は英語が全く話せなかったので、旅ではトラブルが尽きなかった。それに数多くの魅力的な人々と出会ったが、話が通じなくてとても悔しい思いをした。その思いが、苦労して辿り着いたエディンバラでの英語学習の原動力になったのは間違いない。

それが今ではオンライン英会話スクールを運営し、英語でビジネスを行っているわけだから、人生なにが起きるか分からない。

三姉妹とも今後のワンズワードオンラインのあり方について話し合い、とても有意義な話し合いが出来た。今後もスカイプなどの新しいテクノロジーはどんどん発達して、世界中どこにいてもコミュニケーションを取ることは可能になると思うが、やはり実際会って話すと新しい発見が多々ある。

ワンズワードオンラインとは1つの船であり、みんながその船で居心地良く過ごしてもらいたい。これからも定期的に先生たちと会って、彼らの意見を聞き、生徒様との交流のためにオフ会も開催して、積極的にコミュニケーションを図っていきたいと思っている。

オンライン英会話スクールのようなサービス業では、自分一人の思いや考えを実現させるのは、さほど難しくない。でも、ほかの人の考えや意見を取り入れながら、自分が思っている以上のことを実現するのは、より難しく、また実現出来たときの満足度は高い。

これからどうなっていくのか、自分でもとても楽しみだ。