とある人が「人生は大玉送り」と表現した。そのこころは、「後ろを振り返らず、後ろに誰がいるかも分からないが、大事なものを後ろに渡していく」からとのことだ。
若い頃は想像もしなかったが、今はもう中年に差し掛かる年齢だ。自分はこれから10年、20年かけて何を「後ろ」に残していけるのだろう。
何かを能動的に変えようと思ったことはないが、だが自分が正しいと思ったことは常に実行するように心がけている。そのような行為は集団生活においては混乱をもたらすが、今のように小さいながらも組織のトップとしてはある程度は機能する。
上記のようなコラムをアゴラに投稿することもその活動の一環だし、ワンズワードオンラインというオンライン英会話スクールを立ち上げたのも、そのような価値観からだ。
物事というのは変えようと思っても、そうそう変わるものではない。だが、自分自身が正しいと思ったことを愚直にこつこつ行っていくことで、結果的には少し、ほんのちょっぴり何かがいい方向に変わるかもしれない。
そうして、何かいいものだけを「後ろ」に残していければと願っている。