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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

英語でコミュケーションを取るということ。

英語を話すことが出来れば、世界中の人たちとコミュケーションが取れる確率が格段に増す。だが、「コミュケーションを取る」といっても、色々なシチュエーションが考えられるので、それらを難易度別に考察してみた。

1.オンライン英会話、リアル英会話などで外国人に英語を教わり、コミュケーションを取る。

これはもちろん、難易度が一番低い。相手にいわばお金を払って「話を聞いてもらっている」状態なので、リアルなシチュエーションと比べて、格段にコミュケーションが容易になる。

2.外国に行って、お店やレストランで英語でコミュケーションを取る。

アメリカやイギリスなど英語を母国語とする場合は、より難易度が上がるが、英語が比較的に通じやすく、英語が母国語としない国では相手も似たような語学力の場合も多く、コミュケーションは取りやすい。

3.ビジネス英語

多くの人が誤解しているが、ビジネスで英語を使う場合は、相手と自分との間に利害関係が生じており、また共通のバックグラウンドがあるので、コミュケーションは取りやすい。

仕事の話しを英語で出来ても、一緒に食事などに行くと中々コミュケーションが取れないということはままある。それは一度、仕事という共通のバックグラウンドを取り外してしまうと、「一対一」の個の関係になり、とたんに何を話していいか分からなくなるからだ。

4.英語を通じて外国人と友だちになる。

この段階になると語学力ももちろん、それよりも個人の質が大きくものを言う。相手に興味を抱かせる「何か」がないと、英語を母語とするネイティブスピーカーよりも圧倒的に不利であり、このことが海外では留学生同士でしか交友関係が広がらないことに繋がる。

ロンドンやニューヨークなどの大都市の語学学校では、よく日本人ばかりで行動している留学生が大勢いる。彼らはネイティブスピーカーはおろか、英語を母語としない他国の人たちにも相手にされないので、残念ながらそのような事態になってしまう。

5.英語を母国語としている集団のなかで自分の個性を発揮する。

一対一だと当然コミュケーションは取りやすいが、英語を母国語としているグループのなかで、自分の存在を主張し、きちんと存在感を発揮することは難易度は高い。

仕事や趣味などの共通のバックグラウンドを有している場合は、まだコミュケーションは取りやすいが、そのようなバックグラウンドが全くない場合は、彼らの共通の話題に入っていくのはかなりの勇気と語学力が必要だ。

TOEICや英検などの資格も大事かもしれないが、もっと視野を広げて外国人と共通の話題、あるいは自分独自の意見、日本の文化について色々と話せるようになっておくことが本当の意味でコミュケーションを取るためには重要だと思う。

特に今は日本文化(漫画などを含む)、日本食のおかげで世界中の人たちからある一定の注目を日本は浴びている。自分の国のことを知り、それについて英語で語れることが出来るようになれば、視野も広がり、頭でっかちに物事を考えることもなくなるのではないだろうか。