Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

ワンズワードオンラインが250名を達成したことへの雑感

震災の影響や乱立するオンライン英会話スクールのせいか、ワンズワードオンラインの成長率も以前ほどの勢いはなくなってはいるが、それでも先日ようやく登録している生徒様は250名を超えた。

まだまだ小規模だし、これからもどうなっていくか分からないが、先生みんなに感謝の意味も込めて、全員の時給をほんの少しあげた。(いつもボーナスなどで出しているのだが、今回は一区切りという意味もあり、全員昇給ということにした)

先生たちはみんな喜んでくれたが、そのなかでも特にSHAWIE先生が喜んでくれ、彼女はスタート時のメンバーでもあるので、あのときと比べると待遇面でも収入面でも比べものにならないと語ってくれた。

スタートしたときは生徒数はゼロだった。

それからもたいして増えず先行きは不安だったが、少しづつサービスの良さが伝わり、口コミを中心に増えていった。

今、ようやく当初の目標でもあった300名に近付いている。

スタート当初は300名くらいで小さく運営していければいいかと思っていたが、今はこのままの体制で1000名くらいまで増やして、先生の利益を最大化出来る仕組みを構築出来ないかと考えている。

つまりは管理する人間を最小限に抑えて、直接業務に当たっている人たち(この場合は先生)になるべく多くの給料をあげたい。

そうすれば先生の定着率も増し、先生についている生徒様も長く弊社で英語を学習してくれるだろう。ワンズワードは上場も目指していないし、投資家も入っていない。純粋に独立した資本で運営しているので、何をどうやるのかはすべて自分が決定権を握っている。

だからこそ、ソーシャルビジネスという枠組みのなかでビジネスを進めて、ビジネスと社会貢献をうまく融合していければと思っている。

別に先生たちに多めの給料払うことが社会貢献だとは思っていないが、「適切にお金を分配する」のは経営者の大切な役目ではある。自分は自分が出来ることを行い、それが人に伝われば嬉しいが、別にたいして伝わらなくても、まあ仕方がない。事業というものは人に何かを伝えるために行っているわけではなく、まずは自分がやりたくてやっているからだ。

(何事も自分の気持ちを100とすると、他人にそれが伝わるのはその10分の1かそれ以下だろう。だからこそ、伝える努力はなるべくする必要はあると思っている。そのためにブログを書き、先生たちとなるべくコミュケーションを取ろうと努力している)

オンライン英会話スクールを運営して、そろそろ2年になるが、驚くほどストレスは感じていない。単純にそれは自分がやりたいようにやっているからだろう。つい先日もトップページのイメージを変更した。

Ones_new_blog

イメージを変更したところで、集客には一ミクロンも影響はないかもしれない。だが、自分が満足していない箇所は自分の意思で改善出来るので、こういう作業はとても楽しい。

またほとんどのオンライン英会話スクールが無料で体験レッスンを提供しているなか、うちは有料の体験レッスンに切り替えた。ビジネス的には自殺行為に近いかもしれないが、これも自分が大切に思っている先生たちやサービスに関して、心ない人たちが心ないことを言ったり行なったりするのが我慢ならなかったからだ。

言語学習は所詮お気楽にできるものではない。ましてはひとつの言語を習得しようとすれば、それは一生の仕事と足りえる。そんな気概を持ったオンライン英会話スクールがひとつはあっていいのではと思っている。