Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

英語によるコミュケーション術:咄嗟に英語が出てこない人たちのために

人はよく英語を話すときは、英語で考えろと言う。

それが最初から出来ていたら苦労はしない。

だが、ある程度勉強して、英語の文法や日常的によく使う語彙を暗記していても、どうしても咄嗟に英語が出てこない人たちは非常に多い。(自分もスペイン語を習い始めて半年なので、この気持はよく分かる)

そういう人たちを見てて思うのは、まずは日本語で言いたいことを考えて、それを日本語から英語に翻訳しようとしているのだろうなということだ。別にこれで流暢に話せるのであれば何も問題ないが、なかなかそうはいかない。

しかし、だからといって常に英語で考えるほどの環境に身を置いてないし、それほどの必要性もない場合もある。そのような場合は、まずは自分が知っている単語で組み合わせて、自分の言いたいことを伝えればいい。

例)質問:What did you do last weekend?

と聞かれたら「えーと、週末は休日出勤して、それから友達の頼みで結婚式の衣装合わせに付き合って・・・・」と考えると、「きゅ、休日出勤って、英語でなんというのだろう??」「い、衣装合わせって英語でなんといえば・・・・ああ、分からない」とパニくる。

このような場合は、下記のように言えば切り抜けられる。

答え: I had to work on Saturday.....(土曜日は仕事だったんだよ)

といえば、「Oh, you had to work on Saturday!! That's awful!(土曜日に仕事!それは大変だね!)」と相槌か感想を述べてくれるから、そこで時間を稼ぎ、次に衣装合わせに関しては;

答え:My friend is getting married, so she wanted me to come with her......She wasn't sure about her dress that's why.(友達が結婚することになったんだけど、彼女が一緒に来て欲しいって、言ってきて。結婚式のドレスについてちょっと自信がないらしいからね・・・・)

翻訳してビンゴの英語を知っているのであれば苦労はしないが、現実は中々そうはいかないし、またその必要もない。

実践の場では、英語を話すことが第一の目的ではなく、「英語で外国人とコミュケーションを取ること」が最も優先される事項だ。だったら、自分が言いたいことはよりシンプルに分かりやすく伝えるのが基本であるし、そのほうが相手に喜ばれる。

それに人と会話するとき、誰もそれほど注意深く人の話を聞いているわけでもないし、大まかな事実を伝えればいいことがほとんどだ。だから間違いなんていちいち気にする必要もないし、コンプレックスを抱くこともない。

語学の勉強なんて、結局は気が遠くなるほどの時間がかかる。だから、なるべく気長に気楽に構えていたほうが長続きする。自分も半年前にスペイン語の勉強を始めたばかりだが、「老後の楽しみが増えた」と構えて、末永く付き合っていくつもりだ。