Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

つれづれなるままに語学学習について語ってみました

日本からブエノスアイレスから戻ってきて、一ヶ月弱が経過した。

日本滞在中にすっかり錆び付いてしまったスペイン語も、毎日のレッスンでかなり向上し、一年前の自分を振り返り、「よくぞ、ここまで来た」というレベルにまではなったのを実感している。(ちなみに今はマテアス1号を週二回、マテアス二号を週五回の一週間7レッスン体制で、合計レッスン時間は一週間で10時間半です。それに毎日宿題があるので、プラスで一日一時間か、一時間半ほど勉強している程度かなと)

一年前はなにせ「HOLA!(オラ:こんにちは」しか文字通り知らなかったのに、今では初対面の人でも色々と会話が繋げるようになってきた。ただ一対一の会話だとあまりストレスは感じないけど、アルゼンチン人同士の会話についていくのはまだきつい。

このハードルはなかなか高いので、「あと一年くらいかな〜」と気長に考えている。ただ言いたいことはきちんと言えるようにはなったので、それだけでもかなり嬉しい。思えば、去年の今頃はひたすら動詞の活用に悩まされ、「こんなアホみたいに活用する言語、果たして使いこなせるようになるのか!」と半信半疑でしたが、ようやく光が見えてきた感じです。

きっと、この調子であと一年ほど打ち込めば、ある程度満足できるレベルには到達できるのでは、自分で自分に期待しています・・・・・でも、それから数年はこっちの人と交わりながら生活しないと、自信を持って「スペイン語が話せる」と言えるレベルには到達出来ないのだろうなと、おぼろげながらも実感しています。

こと語学学習に関しては、明日の自分に期待してもしょうがない。一年後、あるいは数年後の自分を想像して、今よりも圧倒的に語学力が向上している自分をイメージして、そのためにはどうすればいいかと物事をブレイクダウンして考えて、行動するしかない。一日、二日勉強して語学力が向上するのであれば、苦労しない。

去年の今頃も、「これ、いじめか?」と思えるくらい動詞の活用の暗記をやらされたが、それが糧となって今がある。そのことを肝に命じて、今確実に増えつつ宿題に対面し、「こんなに出すなよ!」と心のなかでは愚痴りながら、スペイン語学習に励んでいる。

時々、なんのためにこんなにスペイン語を勉強しているのか分からないときもあるが、あまり深く考えないようにして、とにかくこの目の前の難敵をやっつける所存で、毎日取り組んでいます。

だけど「今一番楽しいと思えることは?」と訊かれたら、「スペイン語を勉強しているとき」と答えることは絶対ないけど、「スペイン語を話しているとき」と答えるかもしれない。

英語やスペイン語を話す自分を持つのは、それだけでも何かわくわくすることだし、人生をより深く楽しめる。物事に対する対価や目先の利益よりは、そういうことを少しでも自分の人生に増やすことにこれからも取り組みたい。