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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

もっと世界に触れよう:英字新聞のススメ

海外に住んでいることのひとつのメリットに、「世界経済に対して敏感になる」ということがある。これが果たしてメリットかどうかは微妙かもしれないが、円高や円安といったが生活に直結しているので、やはり気にはなる。

特にアルゼンチンのようなジェットコースターのような経済を抱えている国にいると、どうしても経済関係の話をすることが多くなる。最近の話題はアルゼンチンのドル規制の話しだ。(現在、ドルの売買が規制されており、ほとんどの人がドルを購入することが出来ません。家賃などはドル建てが多いので、外国人にとってみれば、いい迷惑です)

アルゼンチン人に「日本でドルは使っていないのか?家を買うときはドルで購入しないのか?」とか素朴な疑問をされることがあるが、「そんなわけ、ないじゃん」と答えている。以前は1ドル=1ペソだったし、今でも不動産購入はすべてドル建てという国なので、市場にドルが存在しない国がいまいち想像出来ないらしい。

世界には色々な常識があるものだ。

アルゼンチン人の日本やアジアに対する知識なんて「日本は一人っ子政策してるのでしょ?」とか「シンガボールって、ボリビアくらい貧しいのでしょ?」「中国語、日本人話せるの?」とかそんなものだ。

かくいう日本人も南米のことなんて、「南米は全部ポルトガル語でしょ?」「アルゼンチンって、アフリカだっけ?」「アルゼンチンって、ジャングルばかりだよね」とかそんなものだった。(実際に訊かれた質問です・・・・)

で、何が言いたいかと言うと、「みんなもっと新聞読もう!」ということだ。もちろん、自国の新聞ではなく、英字新聞が望ましい。アメリカの新聞やイギリスの新聞を色々と読んだことはありますが、一番のお気に入りはイギリスのThe Guardianという新聞だ。(イギリスの新聞はアメリカの新聞と比べて、世界情勢により注目している気がします)

朝の習慣として、「フリップボード」を使って、Ipad2上でつらつらとめくりながら、英字新聞を見て、時々音読するのを日課にしています。(普段は、スペイン語しか使わないので、英語力を維持するためにも音読は欠かせません)

こうして考えてみると、海外で住むと単位が国から世界となり、より視野が広がるのもメリットのひとつだと思う。もちろん、それには相応の英語力が必須になる。

ちなみに最近、スペイン語の新聞も読もうと意識を高めてじっと眺めていることもあります・・・・じっと見ていると、なんとなく分かった気にはなります。見出しだけでもいいので、意識的に読んで、スペイン語への耐久力を高めていこうと思っている今日この頃です。